房総のむら
窓格子ごしの風景
2/26前後、もしくは10/10前後・・・どちらにするか?
それはあまり迷うことなく2月に決まった。
理由は二つ・・・
1)冬の方が空気が澄んでいるので富士山が見られる確率が高い
2)10月だと来年になってしまうので気が変わるかも
しかし、
日程限定
という厳しい現実に脱落者が出てしまった。
マコ:
今回は参加できないっす!すみません。
マコちゃん本人は気力・体力もみなぎっていたのだが(たぶん)仕事が彼を放してはくれなかったのだ。
(食べ物)処理班として重要な任務を担っているマコちゃんの不参加表明・・・
このことは後の大将に大きな影響を与えたのだった。
そして当日・・・
Pi-子隊長:集合!番号!
ピッキー:1!
るむ:2!
まる子:3!
大将:4!
Pi-子隊長:マコちゃんの欠席は残念だが、それ以外一人も欠けること無く本日の作戦
「サンセット&サンライズ・イン・コンディション(ちょうし)」
に参加してもらうことを感謝する。手ごわい相手であるが日ごろの訓練の成果をみせる時だ。各自任務遂行に向けがんばって欲しい!
一同:アイサー
まる子:ところで今回の作戦は?
Pi-子隊長:ずばり!銚子で日没と日の出の風景をゲットし、海の幸を満喫するのだ!!
るむ:・・・全然冒険の要素がないじゃん!
Pi-子隊長:いや・・・その、朝の早起きは辛いし、寒くてたいへんかなぁ・・・と・・・
我々が山梨のトンネルへ行っている間(
山梨トンネルハイキング編
参照)休息をとったせいか、ますますターボに磨きがかかる るむさんであった。
珍しく好天にも恵まれ一見順調にスタートしたかのような今回の作戦。
しかし波乱は行く道中のWISH号内から始まっていた。
大将:ところでよー、銚子ってどこにあるんだ?房総半島だっけ?
るむ:私もよく知らなーい
・・・なんとも不敵な二人である。
Pi-子隊長:いや、銚子は南じゃなくて、千葉県の最東端。南東は太平洋に面していて、海に突出した地形をしていることから、酒器の「お銚子」になぞらえて 「銚子」という地名になったとされてるんだよ。ちなみに北に利根川が流れていて、その先(北)は茨城だからね。
大将:ふ〜ん
るむ:あっ、そう。
油断大敵、銚子の場所とともに前回来た時に勉強した地名の由来を改めて彼らに諭すことにしたが意に介す風でもなかった。
ちなみに大将は千葉県人だ。
大将:ピッキー、最近デジカメの一眼レフ買ったんだって?
ピッキー:そうなんだよ〜、前から欲しかったんだけど高かったからさ。最近ようやく手に届くようになったと思ったんだけど、本体よりもレンズが 高くて思わぬ出費が続いてるんだよね。
大将:オレも今日、一眼レフ持ってきたぜ!何年かぶりに使うんだけどさ。
ホンモノの一眼レフ
だよ。
ピッキー:それを言うなら
「アナログカメラ」
だろ!?デジカメ一眼レフだって
ホンモノ
だと思うのだが。
ここは大将の
本物プレイ
に期待したい。
るむ:今回は
珍しく
晴れてよかったね!
Pi-子隊長:・・・どういう意味?
るむ:別にぃ〜
車内は大将vsピッキー、るむvsPi-子隊長という図式が広がる
まる子:銚子=お銚子ねぇ・・・いいわぁ・・・
日ごろと変わらぬ、まるちゃんの言動に癒されるのであった。
そうこうしているうちに第一目的地「房総のむら」に到着。
今回の行程は距離的にはごく短い。
Pi-子隊長:あれ?まだ門が開いてないよ。今何時?
ピッキー:8時50分。ちなみに開園は9時です。
Pi-子隊長:開店前だぁ、一番乗りい!!?
WISH号を入り口の門に一番近い所に停める(ちなみに駐車場はガラガラ)
大将:ふっ、まだまだ甘いな。開店の30分前には並ばないと
いい台
は取れないぜ!
なんの話だ?
房総のむら・・・千葉県で子供時代を過ごした者なら、誰しも一度ぐらいは校内遠足なんかで訪れたことがあるだろうが、千葉県民以外の者もいるので特別に説明してやろう。
房総のむらは千葉県が運営する、歴史を体験しながら学べる施設である。
施設内には江戸の町並みが再現され、伝統的な生活様式や生活技術を学ぶことができるのだ。
ちなみに場所は千葉県印旛郡栄町と成田市に跨る所に位置する。
ごたくはここまでにして、9時になったので入場してみよう。
駐車場から入場門に向かう途中にハイカラな建物を発見。
まる子:あの建物なんだろうね?なんだか西洋的だけど。
Pi-子隊長:何だろうね?あ、案内板に説明が書いてあるよ。・・・明治13年(1880年)に建てられた千葉県会議場で、今は「房総のむら」の管理棟になってるみたいだよ。
るむ:管理棟じゃあ、中は見学できないんだね、残念。
入場料は300円(2008年2月)県の施設なだけにこの低価格はうれしい。
正確には運営は財団法人がしているのだが、財政難でも統廃合しないでいただきたい。
元千葉県会議場 現在は管理棟
人気(ひとけ)のない商家の町並み
中に入るといきなり江戸の「商家の町並み」を再現した通りが広がっている。
大将:すごいな〜、時代劇のセットみたいだよ。
実際、ロケ地としても使用されており、2004年に放送された「新選組!」の撮影もここで行なわれたそうだ。
Pi-子隊長:人気(ひとけ)がないからよけいそう思うね。
オープン直後だったから貸切状態なのである。
「商家の町並み」というだけあり、両側にいろいろなお店が並ぶ。
そば屋、魚屋、酒屋、お茶屋、新聞屋(瓦版)、呉服屋、畳屋・・・などなど。
それぞれのお店で実演が行われる、とパンフレットには書いてあるが、たいていは10時以降からになっており、スタッフさんもまだ来てないようだ。
Pi-子隊長:見てみて〜、これ「肥溜め入れ」かなぁ。江戸博でもあったよね。
(
江戸東京博物館&両国編
参照)
ピッキー:肥桶はそんなに底が浅くないでしょ!イヤだよ、そんなに中をぶちまけそうな桶。
るむ:魚屋の前にあるから、これで魚売ってたんじゃないの?
まる子:説明を見ると「川魚を入れる籠」ってあるから、やっぱり魚だよ。
Pi-子隊長:じゃ、魚ってことで。これ籠だけでも重いから、中に魚を入れたらすごい筋トレになるよ。
「魚ってこと」じゃなくても魚だろ、どう見ても。
大将:お〜、こっちは駕籠(かご)だよっ。乗ってみようかな、よいしょっと。・・・ずいぶん小さいな。
(>_<)
るむ:昔の人サイズだからそのぐらいだったんじゃないの?
まる子:あ〜、これも本当に担いだらかなりの筋トレだよ。
お猿の駕籠屋も楽じゃないな。
肥桶
魚を入れた桶
駕籠屋で筋トレ ほいさっさ
しばらくいろんなお店を見てまわったが、一向にオープンする様子が見られないので先に進むことにした。
お店を見るだけでけっこう楽しめたからよしとしよう。
武家屋敷の縁側でまったりモード
商家の町並みから道なりに進んでいくと武家屋敷に出た。
ここは佐倉藩の中級武士の役宅(官舎)をモデルに再現しているのだそうだ。
Pi-子隊長:「甲冑試着」だって。武将コスプレができるみたいだよ・・・って、でもここにも誰もいないね。
入場時間はとっくに過ぎているんですがね。(後から知ったのですが甲冑試着は要予約なのだそうです by Pi-子)
まる子:「武家屋敷」っていうと角館を思い出すね〜
(
秋田編
参照)
Pi-子隊長:あの時はGWで人がすごかったから、こうゆうのもいいかもね。
るむ:本当、貸切みたいだよね。
日向の縁側に座り、まったりモード。
しばし休息をとってから、お次は「上総の農家」エリアへ。
農家なんていうから「日本むかし話」に出てくるみたいな粗末な小屋かと思ったら、生け垣に囲まれた茅葺きの立派な屋敷じゃないですか!?
大将:すげ〜な、この家は絶対お代官様とかに賄賂を渡しているよ。
ピッキー:越後屋じゃないんだから…
この建物は大網白里町にある江戸時代末期に建てられた名主クラスの農家をモデルにしており、囲炉裏やかまどなど細部までそっくりに新築されたのだそうだ。
てっきり移築かと思った。
武家屋敷より立派な農家の家
蔵も立派
これまたかなり立派な長屋門をくぐって中に入ると主屋だけでなく、馬小屋、土蔵、作業小屋、水車などが並んでいる。
敷地面積も屋敷自体もさきほどの武家屋敷の倍以上あり、中流以下の武士よりもいい暮らしをしていたんだろうな〜と当時の格差社会を実感できる。
大きな広場(庭?)の一角には竹馬、けん玉、コマ、ベーゴマなどの昔のおもちゃが「ご自由にお使いください」状態で置いてあったのでさっそく竹馬にチャレンジ!
竹馬懐かしいな〜、もちろんオレが遊んだのは竹じゃなくてスチールパイプで出来た竹馬だったけどさ。
まる子:ダメだ。2歩ぐらいあるくがやっとだよ。
大将:昔はもっと歩けたんだけどな。
指導員のおじさん:あ〜、ダメダメ。体重を前にかけて、つんのめる感じにしてみな。
るむ:確かに前に体重かけるとバランスがとれるよ。
さすがるむちゃん、飲み込みが早い。
Pi-子隊長:けっこう難しいわ。子供の時に比べて自分の体重が重くなちゃったからかな。
体重が増えたのは縦の成長よりも近年横に成長したからだと思うのだが…
ああ、あまりの重さに竹馬が泣いている。ダイエットが必要だな。
真剣に竹馬に挑む るむ&まる子
駒をまわして遊びましょ♪
竹馬が一段落するとお次はコマまわし
大将:おらおらコマ回しなら任せなよ!!!
軽快にコマを回す姿は
ガキ大将
そのものである。
他のメンバーはみな苦戦
オレにいたっては紐すらろくに巻けない…(泣)
大将:手首のスナップと腕の引き際が肝心だぞぅ
まる子:お酒を呑んでいればできそうなんだけど。
るむ:なんでできないのよ!むきー!!
大将:ふぁははは!みんな、ガキの頃何してたんだい?
こんな得意げな大将は久しぶりに見る。
ピッキー:大将、女の子はコマ回したぶんしないかと
大将:関係あるかい!?おらおら、いつもよかよけいに回すぜ。おめでとうございまーす
ひとしきり大将の独壇場は続いた。
思う存分童心に返って遊んだあとは「上総の農家」エリアを出て「風土記の丘」へ。
正確に言えば房総のむらと風土記の丘は隣接しているだけで違う施設になるのだが、隔てる柵なんかもないからそんな区別することもないのかな。
「風土記の丘」は昭和51年(1976年)に開園した史跡公園で、30万uにおよぶ広大な敷地とその周辺には、岩屋古墳をはじめとした竜角寺古墳群や民家などが保存されている。
6〜7世紀に作られた大小113基の古墳群(竜角寺古墳群)が発見されており、林の中を歩いていくと延々と古墳が続くのは圧巻である。
域内にある資料館では、県内各地出土の考古資料を展示している。
まずは資料館へ行ってみよう。
と、資料館を目指して歩くが、その手前に縄文時代の家を発見!
まる子:さっきは江戸にタイムスリップだったけど今度は縄文?
江戸から古代なんて、ドラえもんもびっくりだ。
ギャートルズ気分を体験
竪穴式住居の中
Pi-子隊長:なんかギャートルズの世界だね。
まる子:あ〜、懐かしい!
るむ:ギャートルズって何?
まる子:えっ、るむさん知らないの?
(ギャートルズとは→
Wikipedia「ギャートルズ」
参照)
大将:毎回あのマンモスの肉がうまそうでさ
ピッキー:うんうん、子供のころはそう思ったよね。今考えると硬そうだけど。
Pi-子隊長:ハイジのわらのベッドみたいなもんだよね。あれ実際に寝たらチクチクして痛そう。
縄文の家でギャートルズ気分を満喫した後、ようやく資料館へ
資料館は大きく分けて以下のような構成になっている
第1展示室では県内の古墳から出土した遺物や、龍角寺をはじめとする古代寺院についての資料を展示。
展示回廊では四街道市「池花南遺跡」(県指定有形文化財)出土の石器をはじめとする旧石器時代の石器を展示。
第2展示室では縄文・弥生・古墳・歴史時代の人々の生活の移り変わりを、集落からの出土品を中心に展示。
小学校の頃、歴史で習ったことであるが記憶が薄れていることもあり、新鮮な気持ちで見学できた(ような気がする)
その後、資料館付近に広がる、古墳エリアの散歩道をぷらぷらし、次の目的地にして今回のメインイベント(?)銚子に向かうことにした。
(ピッキー)
(お役立ちリンク)
「房総のむら」公式サイト。江戸時代(風土記の丘では縄文時代)の暮らしをいろいろ体験できますが、要予約というものけっこうあるので、行く前にこちらでチェックすることをおすすめします。