江戸東京博物館&両国
(Edo-Tokyo Museum & Ryogoku)
2002年1月
国技館(手前)と江戸東京博物館(奥)
某月某日、某ルートより両国にある江戸東京博物館の無料券をゲットしたPi-子。
Pi-子:2枚あるけど、誰と行こうかな〜…
この時の企画展示は
「東京建物展」
。そういえば、
しずるちゃん
は住宅メーカーに勤めてるし、興味あるかな?
…と、しずるちゃんと約束をしたところまではよかったんだが…
しずる:
昨日、携帯落としちゃってさぁ。探すの手伝って!
当日、会った初っ端から、こう言いやがったしずる。
しょうがないな〜、探すの手伝おう。
携帯をぐるぐる
と、探し回るが、見つからず…
しずる:どこに落としたんだろう。金額的なことはともかく、データが…ぶつぶつ
まぁまぁ、気を取り直して、江戸東京博物館へGO!
まずは企画展示の方から行ってみますか。
企画展示は「東京建物展」。明治から現代までの建物の移り変わり、また未来はどのような 建物に住むようになるか、
ということが展示されており…あれ?しずるはどこだ?
何やら物陰に隠れているしずる発見。
クイズ:どちらが本当でしょうか?
1.東京建物展に展示されていた
家
…確かにこれも東京の家。
2. しずるちゃんのお家
Pi-子:どうしたの?
しずる:あそこに同じ会社の人がいる…
何も隠れることないやん!(^_^;)
(それとも、そんなにヤバいこと会社でやってるんかい?)
同僚1:あ、しずるさん
…バレたようだ。(人間、悪いことはできないね〜)
しずる:
なんで、こんなとこにいるの〜?
同僚2:研修だよ、研修。
同僚3:しずるさんは?
しずる:えっ、私はこの人にタダ券をもらったから…(^_^;)
お話中のため、しばらくお待ちください
しずる:じゃ、そろそろ常設展示の方へ行こうか。
Pi-子:そうだね〜…あ、あれ?常設展示のチケットが
ない!
…ちょっと、館内探してくるわ。
今度はPi-子が館内をぐるぐる…
しずる:あった?
Pi-子:ないよぉ。…せっかく、無料でゲットしたチケットだったのに…(ToT)
同僚3:チケット落としたの?さっき、向こうのブースで係員が「チケット落とした方 はいらっしゃいませんか?」って言ってたけど、それじゃないのかな?
Pi-子:えっ、本当に?
有力情報を聞いたPi-子。受付嬢に聞いてみると…
あった!
(同僚3さん、どうもありがとうございました。m(_ _)m)
では、常設展示の方へ。
企画展示は1Fだけど、常設展示はいきなり6F!
古代の高床式住居をヒントにして、作られた建物なんだそうで、2,3,4Fは吹き抜けになってます。
日本橋の真ん中を渡ったしずる
6Fの受付を通って中へ入ると、日本橋(もちろんレプリカ)があった。
しずる:こうゆう橋は端っこじゃなくて、真ん中を渡らないとね!
Pi-子:…あんたは
一休さん
かい!?
しかし、江戸時代の日本橋ってこんな橋だったんだ。今じゃ高速道路の下にある、 日のあたらないかわいそうな橋になってしまっているけど。
ヨーロッパは同じ建物を壊さずに、中だけ変えて何百年も使うけど、前にあった物は壊して、新しい物に してしまうってのは、よくも悪くも日本的だよなぁ。(もちろん石造建築の木造建築の違いもありますが)
日本橋を渡って展示室へ向かう。
常設展示室は「江戸ゾーン」「東京ゾーン」と「特集展示コーナー」からなってます。
まずは江戸ゾーンから参りましょう。
両国橋西詰模型
江戸図屏風を見て、江戸城松の廊下を歩いていき、エスカレーター(何やらミスマッチ)で5F展示室へ。
5F展示室は江戸の長屋、大名屋敷、歌舞伎の模型、当時の生活用具が展示されてます。
この模型がけっこう精巧に出来ていて、人(もちろん人形)が建物の中に入っていたり、通りを歩いていたり、見ていて飽きません。 (行ったことないので分かりませんが、東○ワー○ドスクエアもこんな感じなのかな?)
しずる:見て、見て。千両箱が置いてあるよ。
Pi-子:ふ〜ん…越後屋、お主も悪じゃのう。
(千両箱を 見るとこうゆうこと言わなきゃいけないと思っているPi-子)
…って、何これ?
しずる:「天保小判千両分の重さです。重さを体験してみましょう。」だって、どれどれ…
(千両箱を 持ち上げる
越後屋
しずるちゃん)
…けっこう重いわ。
Pi-子:そんなに重いの?じゃ、私は持てないかもしれない…
しずる:…それはない。
では、ちょいと気合を入れて…
がつっ!
…鎖がついている。どうやら「これ以上は持ち上げられんゾ!」 という所まで持ち上げてしまったらしい。(*^_^*)
同僚2:「軽い軽い!」って感じだよ。
Pi-子:いや…そんなことは…
確かに、けっこう重かった。
友情出演(?)カキピー
越後屋と悪代官の気持ちがちょっと分かった(?)ところで、次へ。
しずる:え〜と…「肥桶の上手な担ぎ方。肥桶は何を入れる道具でしょう?」
Pi-子:動物や人の排泄物を畑の肥料にしたものだよねぇ。
じゃ、しずるちゃん、担いでみなよ。
しずる:Pi-子、でもってHPに「肥桶を担ぐしずるちゃん」とかって載せる気でしょ?
Pi-子:そんなこと…もちろん、やるさ。
(きっぱり)
言い争うPi-子としずる。
同僚2:(^o^;)オレ、やってみようかな。せっかくだし。
(右写真)肥桶を担ぐ同僚2ことカキピー。なかなか決まってます。
さて、次は東京ゾーンへ。
東京ゾーンへ入ると、今までの江戸の雰囲気とは一転して、洋館の立ち並ぶ町並みになる。
鹿鳴館の模型はなんと、ガラス張りの床下に
展示されています。なんだか空中浮遊している
みたいでしょ。
Pi-子:明治時代の銀座煉瓦街だって。
しずる:この時代の建物って、今よりおしゃれだよね。
Pi-子:街灯もレトロチックでかわいい。
東京ゾーンでは明治から戦後までの歴史を体験できます。
ここも江戸同様、明治時代の街の模型、鹿鳴館やニコライ堂(御茶ノ水)、陵雲閣(大正時代浅草 にあった十二階建ての建物)、戦後ヤミ市などの精巧な模型と当時の生活用品が展示されてます。
この時、特集展示コーナーは「江戸・東京の災害」で、関東大地震など地震、洪水、火事についての 資料が展示されていました。
特集展示コーナーは常時入れ替えているので受付に置いてある「今月の見どころ」(ちらし)をチェック しておくといいかもしれません。
外へ出ると、すでに夜。そりゃそうだ、けっこう長い時間いたもん。
難しい博物館かと思っていましたが、江戸東京博物館は楽しめました。
ここでしずるちゃんず同僚さんたちとは別れて、両国の街へ。
歩道の脇には力士の像があったり、力士愛用と思われるビッグサイズのお店や外国人のお土産にはここ! みたいな店があったり、さすがは相撲の街。
私たちは「いがらしや」でせんべアイスなんかを食べつつ小休止。 大正7年創業という伝統ある甘味屋で、おせんべとアイスという一見ミスマッチに思えるのですが おせんべのしょっぱさとアイスの甘さが意外にグー。
機会があったらぜひおためしください。
Pi-子:あと、私、本所松坂町公園に行ってみたい。
しずる:何があるの?
Pi-子:「忠臣蔵」の悪役、吉良上野介のお屋敷があったところ。
しずる:どこにあるの?
Pi-子:この近く…だと思う。
甘い物でエネルギー補充をしたので、本所松坂町公園を探すことに。
Pi-子:地図で見たのだと、この辺だと思うんだけどな…誰かに聞いてみよう。
向こうからウォーキング中と思われるおばさんがやってきた。
Pi-子:すみません、この辺に本所松坂町公園はありますか?
おばさん:えっ?
Pi-子:吉良邸跡を探しているんですけど。
おばさん:ああ、それならこっちよ。
おばさんの後をついていくと、すぐ近くに公園はあった。しかし…
狭い。
有名な松の廊下はあんなに広そうなのに…。
おばさん:昔は広いお屋敷だったんだそうだけど、今はここしか残っていないのよ。 なんでも東京都で一番小さな公園ですって。
しずる:そうなんですか。
おばさん:この辺には吉良邸以外にも名所・旧跡がたくさんあるから、もっと明るい 時に来るといいわよ。それじゃ。
Pi-子&しずる:ありがとうございました。
Pi-子:もう少し明るい時に来るはずだったのに…しずるちゃんが携帯を落とさなければ…
しずる:
Pi-子だって、博物館の中でチケット落としたでしょ!
さ、気を取り直して中へ入ってみましょう。
小さな扉をくぐって中へ入ると、改めて
狭いっ
おばさんが言っていた通り、昔は現在の両国2、3丁目の半分近く占めていたそうですが、今では民家が立ち並び、 当時の300分の1、約30坪しか残っていないんだそうです。
園内には首洗いの井戸、吉良上野介を奉った稲荷神社があり、気のせいかこの公園の中だけ、やけに静か。
何かいたのだろうか…。(Pi-子もしずるも霊感がないので、残念ながら何も見えず)
両国といえば、やはり
ちゃんこ!
…といわけで、最後はちゃんこで決めるが…意外と高かった。
お一人様¥3,600+お通し代¥500+消費税、合計¥4,305。(ToT)
でも、おいしかったからいいかぁ。
(Pi-子)
P.S しずるちゃんの携帯は結局、家の最寄駅で見つかりました。
江戸東京博物館のHP。ここでイベントのチェックをしてから行くのもよいですよ。