ピッキーはスクーターで軽やかに、Pi-子は普通の自転車でえんやこらしながら「くまのみ」に戻る。
次の旅行は軽自動車を早めにゲットしておくか、スクーターに乗る練習しておこうかな・・・
「くまのみ」に戻ると出迎えたのはママさん・・・ではなくオヤジさん。
くまのみオヤジ:おかえり〜、原チャリ、乗れなかったんだってぇ〜?
間違いない、電話のオヤジだ!
Pi-子:ええ、まぁ、ちょっと・・・ごにょごにょ(←なんとなくバツが悪い)
くまのみオヤジ:これ、電動自転車ね。これならちょっとした坂道も楽々だから。
ああ、助かるぅ!
いままで乗っていた自転車から電動自転車へ交替。
あ、さすがに電動自転車にはカギがついてるんだ。
くまのみオヤジ:あ、それ、カギがついてるけどね・・・
Pi-子:どこかに駐車させる時にはカギかけておきますよ。
くまのみオヤジ:いや、カギなんてかけなくていいから!
え?何?今、なんて言った!? (・_・;)
Pi-子:え?カギ・・・かけなくていいんですか?
くまのみオヤジ:いいよう!だって、もし盗まれたって、島の外には持ち出せないし。持ち出そうとしてもターミナルで見つかっちゃうし。
ご・・・ごもっともで。
では、最南端の地に向けて出発!
当然スクーターのピッキーに速度ではぜんぜん適わないけれど、電動自転車は楽チン、楽チン!
波照間島の中心地から最南端の碑まではアップダウンのある道を自転車で30分ぐらいかかるので、乗れれば原チャリ、無理ならやはり電動自転車がおススメです。
 最南端の地へと続く道 |
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| 波照間島灯台 なぜか岬にはなく、 島の中央部の畑のまん中にあります。 |
最南端の地に到着。
反対側にあるニシ浜とは全然違って、こっちはごつごつした岩場。
いいね〜「最果ての地」という雰囲気がぷんぷんしています。
駐輪場で自転車降りると最初に目に入ってくるのは「日本最南端平和の碑」と書かれた立派な碑。
「最南端の碑」はもっと奥にあるのだけど、こっちの碑が立派すぎて、「日本最南端平和の碑」を写真に撮って行ってしまう観光客も少なくないんだとか・・・
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日本最南端平和の碑 | 最南端の碑へ続く小道 |
では「最南端」を目指して行ってみましょう!
「最南端の碑」までは小石で作った小道が続く。
この小道は全国の石を持ち寄って作られたもので、2匹の蛇が絡み合った形になっています。
これは沖縄と日本本土を模していて、2度と離ればなれにならない、という思いが込められているそうです。
小道のゴール地点に「最南端の碑」が!
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日本最南端の碑 | もっと南へ(戦隊ヒーローポーズのピッキー) |
ピッキー:とうとう来たな、最南端!
Pi-子:これが「最南端の碑」か。しかし、ナンだな。最北端、最西端の碑に比べて手作り感のある碑だな。
比べてみましょう。(
最北端の碑 /
最西端の碑)
これで使命は果たしたワケだが・・・
ピッキー:「最南端の碑」の先にもまだまだ陸地が続いているな。
Pi-子:本当の「最南端」目指して行くぞ!・・・あれ?こっちじゃないの?
ピッキー:オレの方位磁石では「南」はこっちを指しているのだが。
正確にいえば、波照間島は有人島では最南端ということで、実際の最南端は「沖ノ鳥島」です。
「沖ノ鳥島」は珊瑚礁で出来ており、大きさは畳一畳分にも満たない小さな小さな「島」。
しかも年々波の侵食を受けて、満潮時には水没してしまう為、コンクリートで固めているほどです。
これだけ必死になって、この小さな「島」を守るのは、この「島」がなくなってしまうと排他的経済水域(EEZ)がなくなる・・・要するに日本の主権が及ぶ水域、領海が減ってしまうからです。
実際にお隣のアノ国はあれは「岩」であり「島」ではないと主張しています。
(領土が広いくせに欲張りやがって・・・)
定期船もないし、万が一行けたとして「うっかり」岩を折ってしまったりしたら、日本の領土(領海)が狭くなるということで・・・(^_^;
行こうと思わない方がよさそうです。(そもそも行けないけど)
次は最南端の碑からちょっと東へ行ったところにある星空観測タワーへ。
もちろん日本最南端の天文台であり、プラネタリウムも併設しています。
ピッキー:本当は波照間島に一泊してここで南十字星を見たかったんだけどな・・・
波照間島では日本最南端なので、南半球で見られるという南十字星が観測できるのですよ。
Pi-子:仕方ないよ、台風で予定が狂っちゃったんだもん。本物の南十字星は無理だけど、ここのプラネタリウムで・・・あれ?閉まってるよ。
ピッキー:・・・月曜日、休館だって。( ̄Д ̄;)がーん (本日月曜日)
南十字星を見よう計画・・・挫折!
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 波照間空港(就航路線なし) |
星空観測タワー(本日休館) | |
帰り道がてら通りかかった波照間空港。
文字通り日本最南端の空港です・・・っていうか、この島にあるものはほとんど「最南端の・・・」ですが。
残念ながら現在は就航路線がないので空港として機能していない状態です。
波照間空港から街の中心部まではほぼ一本道。
その両側にあるのはひたすらサトウキビ畑。
波照間の黒糖は「沖縄でいちばん品質がよい黒糖」とされています・・・が、この間の台風の影響かな?
サトウキビのほとんどが横になってしまい壊滅的と言ってもいいような状態です。
波照間空港から街の中心部まではゆる〜い上り坂になっており、電動自転車なので楽チンではありますが、されど自転車。
ひたすら、えっちら、おっちらこいでいきます。
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無残なサトウキビ・・・ | 原チャリで余裕のピッキー |
前方で余裕で待っているピッキー。
Pi-子:・・・余裕だね。
ピッキー:そりゃそうだ。だからPi-子も原チャリにしろって言ったじゃん。
そう言われてもねぇ。
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コート盛り | コート盛りからの眺め |
集落の入口付近に「コート盛り」と呼ばれる、文字通り「盛って」ある場所があります。
球石灰岩を4m積み上げているこの場所は昔の海上監視の為の遠見台(見張り台)だと言いますが、ちょっと低め。
与那国みたいに高い山がある島ではないので、島なりに精一杯高くしたのかもしれませんが。
ま、ちょっと上ってみましょう。
う〜ん、風が気持ちいいねぇ。
下からみると見張り台としては低い、と思いましたが、上から見ると印象はちょっと違って、高い山がないからこそ遠くを見渡せます。
あとは「くまのみ」に戻るだけ。
集落に近いけど、このあたりもサトウキビが横になっちゃてて、かわいそうだね。
横にサトウキビの傍らにあ〜あ、
カーブミラーまで一緒になっちゃって・・・

なぬぅ、
カーブミラー
まぁ、与那国じゃ、洗濯機も飛んできてたけどねぇ・・・あの風でカーブミラーもこうなるのか・・・。
くまのみオヤジ:おかえりぃ。
Pi-子:ただいま・・・おやっさん、そこのカーブミラー折れちゃってますよ。これはこの前の台風で?
くまのみオヤジ:数ヶ月前に設置したばかりだったんだけどね。もったいないね。
Pi-子:サトウキビも折れて横になっちゃってましたよね・・・あれってすごい損害じゃないですか?
くまのみオヤジ:あ、サトウキビは大丈夫。何日かすると自分で起き上がってくるから。カーブミラーはむりだけど。(笑)
そうなんだ、あ、でもよかった。(´・`*)>ホッ
くまのみのオヤジさんに旅客ターミナルへ送ってもらった。
ピッキー:あ〜あ、波照間島、一泊したかったな。ニシ浜の夕日も撮りたかったし、運がよければ南十時星だって・・・(;_;)
Pi-子:南十字星は見えるかどうか分からないけど、もう少しのんびりしたい島だったねぇ。

高速船「ぱいぱてぃろーま」 |
帰りの船のチケットは順調に購入することができ、高速船の「ぱいぱてぃろーま」に乗船。
余談ですが「ぱいぱてぃろーま」というのは波照間島よりさらに南にあるという伝説の島のこと。
正確にいうと、この辺の方言で「南(ぱい)の果て(ぱて)のサンゴ礁(ろーま)の島」の意味。
琉球王国時代、人頭税という過酷な税が課されていた時の話。
波照間島の島民40〜50人が重税から逃れるためにパイパティローマ(大波照間島)に渡ったという記述が「八重山島年来記」に記録されているんだそうです。
沖ノ鳥島に40〜50人というのは無理だから、台湾?それともフィリピン?
高速船はフェリーより揺れるような話を聞いていたので、ちょっと心配だったけど、船に乗るなり熟睡だったのでまったく心配無用でした。
石垣島へ一泊し、翌朝は石垣空港へ。
もちろん帰るためですよ。
宮古島近辺の美しいさんご礁を眺めながら、うとうとすると、もう東京上空。
羽田空港に降り立つと人の多さにウンザリなのでありました。
う〜ん、離島の青い空、青い海が恋しいなぁ。
今回は日本最西端の与那国島、日本最南端の波照間島、その中継地となる八重山諸島の中心の石垣島、どこも南国の魅力あふれる島ではありました。
が、台風の影響で行けなかった与那国の海底遺跡、見れたかもしれない波照間の南十字星・・・それだけはたいへん悔やまれる。
しかし、これで最北端、最南端、最西端は征服した我々。
残るは最東端の征服のみ!!!
最東端の地、納沙布岬(北海道根室市)ではどんなアドベンチャーが待ち受けているのか・・・
請うご期待!?
(Pi-子)