いろいろあって予定変更もあった沖縄旅行！
明日は朝から石垣空港へ行って帰るだけなので、実質今日で最後！！

ピッキー：まぁ、でも日本の最西端と最南端を征服するという当初の目標は達成できそうでよかったじゃん。
Pi-子：そうねぇ、予定以上に最西端の地に滞在しすぎたけど。
とかなんとか言いながら石垣島離島ターミナルへ向かう。

波照間島へ行くにはずばり海路のみ！
以前は航空便があって、ちょいと昔の情報誌には「空路もあり」と書いてありますが、2008年に定期便が廃止になり、現在（2010年）は就航路線がない状態です。

海路は高速船（所要時間：約１時間）とフェリー（所要時間：約２時間）が運航。
Pi-子：時間優先だから、高速船だね。
そんなにトップシーズンでもないし、離島へのフェリーなんてそれほど混んでいないだろう･･･なんて思ったら甘かった！

波照間島行きの高速船売り場、長蛇の列！！！？？？
そんなに最南端ブームなのか･･･と思ったら、どうやら台風が来た日から昨日まで時化でフェリーが出せず、今日になって３日ぶりぐらいの出航となったらしい。

結局３０分ぐらい並んでたけど、満員御礼になってしまい、朝一(8:30)のフェリーには乗れず･･･
ああ、最南端征服の野望が･･･どうしてくれよう！？

Pi-子：次の船は何時なんですか？
従業員：次の船は11:00になるけど、フェリーなら9:00発の便があるよ。他社船だから私が言うのもナンだけど、そっちの方がいいんじゃないかい？

9:00のフェリー＋２時間＝11:00に波照間島到着。
11:00の高速船＋１時間＝12:00に波照間島到着。

ピッキー：フェリーだな。
Pi-子：しょうがないな。フェリーもここ（離島ターミナル）から出るんですか？
従業員：いんや、離島ターミナルの対岸にあって、歩くとちょっとかかるから早めに行ったほうがいいよ。

フェリー乗り場は離島ターミナルから徒歩約10分ぐらいでした。



ピッキー：して、島の足はどうするんだ？
Pi-子：面積約13km2、周囲約15km。しかも見所が北西と南東に分かれてるから、半日で歩いてまわるにはちょっとキツいねぇ。
ピッキー：軽自動車とか、自転車とか、何か予約してるのかい？
Pi-子：いや、特に何も。行けばあるかな〜っと･･･
ピッキー：昨日の石垣島だって、なかなか空いてるレンタカー見つからなかったんだし、予約しておいた方がいいんじゃないか？
Pi-子：それもそうだけど携帯つながるかな･･･あ、アンテナ立ってるよ！地方では圏外率が高い○フトバンクだからダメかと思った。
ピッキー：そうと分かったら電話だ！

フェリーはてるま

まずは１件目。
Pi-子：もしもし、車を借りたいんですが･･･今日です･･･あ〜、いっぱいですか。分かりました。
ダメだった。

気を取り直して２件目
Pi-子：もしもし、車を借りたいんですが･･･今日、空いてますか？
レンタル屋おやじ：うちは車はやってないんだよ。でもバイクか自転車ならあるよ〜。
おやじ、タメ口か！？

Pi-子：そうですか･･･少々お待ちください。車はなくて、バイクか自転車ならあるって。
ピッキー：アップダウンもありそうだし、バイクだな。
Pi-子：え〜、私バイク乗ったことないよ。
ピッキー：自転車よりぜんぜん簡単だよ。
Pi-子：じゃ〜、バイク２台借りるか･･･あ〜、お待たせしました。バイク２台ありますか？
レンタル屋おやじ：うん、いいよ〜。
友だちかよ！？

レンタル屋おやじ：フェリーで来るの？到着時間は11:00？
Pi-子：･･･そうです。
レンタル屋おやじ：じゃあ、その時間に波照間港まで迎えに行くから待っててね！
なんかすごいフレンドリーおやじが出てきそうだ。



くまのみママさん：お疲れさまでした。予約していただいたピッキー＆Pi-子さんですね。
港までお出迎えに来てくれたのは、レンタルショップ"くまのみ"さん。
しかし、電話のフレンドリーおやじではなく、女主人でした。

港からお店までは車で移動。
さて、Pi-子初バイクだ！
Pi-子：いや〜、バイク乗るの10年ぶりぐらいかなぁ･･･うまく乗れるか不安だなぁ･･･（本当は初めて）
くまのみママさん：じゃあ、こっちの「チョイノリ」の方がいいんじゃない？旦那さんは？
ピッキー：私は普通のスクーターで大丈夫ですよ。

レンタルショップ"くまのみ"

ヘルメットを装着し、行ってきま〜す！

ぶおん、ぶおぉぉぉんん！！！

何？何？ぜんぜん前に進まなくて、音だけ暴走族みたいなんだけど！？
くまのみママさん：ダメ、ダメ！そんな両方のハンドルを握りしめたら、アクセルとブレーキがいっぺんにかかっちゃうじゃない！
Pi-子：え？アクセル？ブレーキ？
ピッキー：右がアクセル、左がブレーキ！っていうか、右のアクセルをまわして徐々にスピードを上げて、戻すとだんだんスピードが落ちるから、操作は右だけで。 基本的に左は後輪がすべって転倒しないようにゆる〜く握るだけでいいんだよ！！
くまのみママさん：そうそう、旦那さんの言う通り。うちは貸すのは構わないんだけど、万が一事故ってケガしちゃったら危ないから自転車にした方がいいんじゃない？
ピッキー：いきなりアクセルいれすぎなんだよ、慣れれば乗れるよ。

Pi-子：･････････････････････････････自転車にします。
くまのみママさん：その方がいいと思うわ。電動自転車は今貸し出し中だけど、午後になったら帰ってくるから、午前中は普通の自転車でニシ浜の方とか行って、午後に最南端の碑の方にいったらいいんじゃないかしら。

ママさんのアドバイスの通り、午前中はニシ浜へ。
Pi-子：町の中心集落からここまでは下りだったからよかったけど、帰りは上りだから大変そうだなぁ。
ピッキー：バイクにすればよかったのに。
Pi-子：でも、本当に事故は怖いし。･･･あれ？
ピッキー：どうしたの？
Pi-子：カギがないや。もともとついてないし、かけようがないからいいのかな。
ピッキー：おおらかな島気質ってやつかな？

自転車＆バイクを止めて、ニシ浜ビーチへ
Pi-子：うわ〜、すごい！！
突然目の前に広がる「ハテルマブルー」と呼ばれるクリームソーダ水色の海は歓声をあげたくなるほど美しい。
与那国島とも、石垣島ともまた違う、 薄〜いブルーの海に白い砂浜。
最高のコントラスト！！

ピッキー：水着持ってくればよかったな〜！
Pi-子：持ってくればよかったような、持ってこなくてよかったような･･･。(^_^;

とりあえず、靴を脱いで、ズボンの裾をめくって海をめざす！
真っ白な砂浜はサラサラしていて、裸足で歩くとひじょうに気持ちがいい。
本当に水着を持ってくればよかったかな。（体型は気にせずに）

自転車を降りてビーチへ	クリームソーダ色のやさしい海の色

ここまで根気強く「世界征服宣言・沖縄離島編」をご愛読していただいた皆さん
与那国島では「西のことを"イリ"」って言っていたのに、波照間島では「西にある浜を"ニシハマ"っていうのね〜」
･･･と思われたかもしれませんが、沖縄の方言で"ニシ"というのは"北"のことなんですよ。

但し、パンフレットや情報誌によっては「西浜」って表記してあったりするのは、標準語にあわせているのかな？
正確には島の北西にあるビーチなので、どっちでもいいのかもしれない。（この辺は沖縄のおおらかさで）

ちなみに"南"は"パイ"というんだそうですよ。

そんな"ごたく"は置いておいて、波打ち際に足を浸して、ぼ〜っとして過ごしていたい気もするんですが、我々には"最南端の地を訪れる"という任務があることを忘れてはならない。
でも、その前に･･･

ピッキー：腹が減ったなぁ。そろそろお昼にしないかい？
そうなんだよ、お腹減ったんだよねぇ。

Pi-子：問題はどこで食べるか、だねぇ。ガイドブックに載ってた食堂、ニシ浜に来る途中に見たけど｢本日休業」になってたよ。 船がここ２日間運航してなかったっていうからしょうがないけどね。
ピッキー：港にもちょっとした食堂があった気がするけど。
Pi-子：帰りの船のチケットも早めにゲットしておきたいし。旅客ターミナルへ行こうか。

波照間旅客ターミナル内にある食堂「海畑(イノー)」へ
ピッキー：遅いぞ、Pi-子！
Pi-子：仕方ないでしょ、あんたはスクーター、私は自転車なんだから！！
ニシ浜ビーチから一旦上り坂を上がって、旅客ターミナルの手前で下ることになるのです。
街の中心部へ行くにはまた上るのか･･･と思うとうんざり。

食堂で「ソーキそば」をオーダー。
少し濃いめのスープにかつおぶしのだしがきいてて美味しい！

波照間旅客ターミナル内にある海畑(イノー)	おいしいソーキそば

また、ここでは生産量が少ないので"幻の泡盛"と言われる波照間の泡盛「泡波」を呑むことができるそうです。(一杯300円）
我々はこの後、大きなミッションが控えていた為、自粛。

ちょうど食べ終わった頃にチケットカウンターの窓口が開いたので、帰りのチケットを買いにいくことにした。
（ターミナルに着いた時には窓口が開いてなかったので）
ところがチケットの発売は出発時刻の30分前から開始する、とのことで、夕方のチケットはまだ発売されたなかったのでした。
朝みたいに混んじゃうとタイヘン！と思ったのだけど･･･帰りは大丈夫･･･かな？

ターミナル内で待っていたピッキーの元に戻る。
ピッキー：今「くまのみ」のママさんが来て「電動自転車戻ってきたからいつでもどうぞ」だって。
Pi-子：よし、「最南端の地へ行く」ミッション発動だ！

後編はいよいよ"最南端の地"へ！

（Pi-子）