天橋立→神戸


″1000万ドルの夜景″と言われる神戸の夜景(Photo by Pi-子)


しばしビューランドをぷらぷらした後に車に戻り、神戸までいざ出発!
有馬温泉から出た別働隊と合流したいと思うが時間的にはどうだろうか

車に戻って時計を見たら、もはや16:00近く。
どこかで先発隊に追いつきたいと思っていたが、難しいか。

しかも眠気MAX!!
運転交代して欲しいよう!(T◇T)


ピッキー:Pi-子も免許持ってるくせに、しかもゴールドのくせに…
Pi-子:死にてぇのか、ゴルァ!!ハンドルなんて10年以上握ってねぇぞ!

ちょっと文句言っただけなのに…10倍返しで逆ギレされる…まぁ、想定内ではあるが。


とりあえず六甲山を目指して休憩もなくひたすら驀進

天気は回復傾向かと思えたが、突然の通り雨…しかし太陽はしっかり顔を出したまま。
Pi-子:あ〜、お天気雨だねぇ。こなつちゃんと一緒に旅行に行くとお天気雨が多いんだよねぇ。広島行った時なんてお天気雪降ったぐらいで。
どちらも譲り合いの精神が欠けてるってことか。

フロントガラスに水滴が!(クリックで拡大)虹だ〜!

高速道路運転中ではあったが、おかげで美しい虹を見ることができた。
なんとか虹が真正面にきたときにかろうじて写メをゲットしたが…危険な行為なので決して良い子も悪い子も大人も真似をしないようにしていただきたい。

ピッキー:先発隊は温泉出た頃かなぁ?
Pi-子:いやいや、それが渋滞にはまちゃってるみたいだよ。
ピッキー:まぁ、その方がこっちとしては追いつけるかもしれないな。
Pi-子:あ、いや、それが温泉パスして六甲山の夜景見て、るむさん家へ向かうってよ。…それより問題が発生した。
ピッキー:どうした?
Pi-子:携帯が電池切れだ。昨晩フル充電しといたのにスマホは電池なくなるの早いな。
ピッキー:充電フルにしたかもしれないけど、今日は朝からフル使いしてるからだろ。さっきまでスマホでカーナビアプリ使ってたし、GPS使うと電池消耗が早くなるんだよ!
Pi-子:そうなんだ…スマホ初心者だからよく分からん。
ピッキー:別働隊との連絡はどうする?
Pi-子:ipadはまだ大丈夫なので、こっちでもメールは受送信できるし。ピッキーの携帯は?
ピッキー:オレの方はまだ電池あるよ。
Pi-子:先発隊にはメールか、電話ならピッキーの方にしてもらえるよう言っておくよ。


現在の時刻、17:00、日本三大夜景の1つに数えられるという摩耶山への到着は18:00見込。
途中15分あまりを短縮し、いい感じのドライブだっがた、有馬を過ぎたあたりから痛恨の渋滞にはまる!
先発隊のマコちゃんも有馬に入るちょっと前から渋滞と言っていたが、同じようなパターンになってしまった。

Pi-子:レンタカーの返却が20:00だから、渋滞がひどかったら夜景もパスだな。返却前にるむさん家に寄って荷物下ろしたりする時間も考えなきゃいけないし。
ろくに休息もとらんで行動し、竹田城の雲海も見れず、最期に楽しみにしていた夜景も見れないとは…
そりゃないよ、せめて夜景は見たい!!!

半ばあきらめはじめた時、途中から渋滞が解消し、車が流れ出した。
土地勘がなくてよく分からんのだが、そうゆうポイントなのか、それとも切なる願いが天に通じたのか。

摩耶山掬星台(きくせいだい)に着いたのは結局18:30であった。
名前の由来は ”手で星が掬(すく)える” ぐらい美しい景色が見られるということから名づけられたようです。
長崎、函館と並ぶ日本三大夜景のひとつ。

ピッキー:あ、大将から電話だ…もしもし。
大将:やっと繋がったよ、今どこ?
ピッキー:麻耶山。夜景見たらすぐにるむさん実家に向かうよ。
大将:悪いんだけど、19:00までにこっち(るむさん実家)に来て。メールでも何度か送ってるよ。


摩耶山掬星台からるむさん家まで推定30分。
となると、ここまで来て夜景を見ずに出発するというのはあまりにご無体な話。
時間を逆算して19時30分までにはるむ家に到着、とのことでわがままを言わせてもらうことにした。

唯一まともに撮れた掬星台からの夜景

大将との電話が終了した後、着信履歴を見ると複数の先発隊メンバーからの着信があったことに気付く。
そうか、バイブを解除していなかったら全然気がつかなかった。
Pi-子:ipadは抱えてけど誰からもメール来てないよ。
と、この時は思っていたのだが、後になってから(るむ家到着後)に何通ものメールを受信。
電波状態が悪くてリアルタイムで受信できていなかったのだ。

Pi-子:時間ないから、さっさと行こう…って、展望台どっちだろう?
ピッキー:うん、駐車場まで来れば多少でも夜景が見られるもんだと思ってたんだけどな。


駐車場にいた家族連れを捕まえて、展望台までの行き方を聞いたら、なんと掬星台まで歩いて約10分!
しかし、今から他の展望台へ行く時間も気力もないし、かといってここで断念することはできない。

ラブラブモードで歩いているカップル(夜景スポットにはカップルが多い)を押しのけて、展望台まで早足!!!
山なのでけっこうな坂道の上、暗いので懐中電灯(オススメは川口浩(ヘッドランプ))があった方がいいかも。

素晴らしい夜景ではあったが、写真撮影は満足に行えず、賞味10分で撤収。
非常に駐車料金が痛い…

ピッキー:るむちゃん家までは行き方分かる?
Pi-子:うん、住所聞いておいたからナビに入れよう。

若干ナビに遠回りさせられたが、途中るむちゃんから電話をいただき、無事にるむ家に到着。

Pi-子:さ、荷物下ろして車返しに行っちゃおう。
ピンポン押して、出迎えてくれたのはこなつ姉さん。

こなつ:人の家にお邪魔するっていうのに、何て非常識なことしてるの!!!
るむ家に到着するなり、晴れ女であるこなつ姉さんから罵詈雑言の雨&嵐いただいてしまった。
連絡が行き違っており(後から分かったことだが)文句はありありだったのは分かるが、こっちにも落ち度があったとはいえ、ヘトヘトになって到着して罵倒されるという、とても切ない思いとなってしまった。

しかも、これでゆっくりできるわけではない。
荷物を下ろして、レンタカーを急ぎ返しに行かなければならない。
まる子:マコから連絡あったけど、三宮にある営業所、わかり難いみたいだよ。
ピッキー:大都市故(ゆえ)だな。仕方がない。
まる子:あ、でも、マコがまだ現地にいれば、合流すればいいよ。電話してみる。
ピッキー:そうだと助かるな。とりあえず車を出発させるようにするよ。

と玄関に向かった矢先、マコちゃん登場。

マコ:電話した?
まる子:あれー帰ってきちゃったの?
マコ:帰っちゃまずかった・・?
まる子:今からピッキーが車返すから案内してもらおうかと思ったんだけど。
ピッキー:だいたいの場所教えてくれれば行ってみるよ。
マコ:いや〜、とても説明しにくいんだよなあ。さらに夜だし、返却前にスタンドで給油もしなければいけないし。オレも一緒に行くよ。
ピッキー:お疲れのとこ悪いけど、そうしてもらえると助かるなぁ。
マコ:大丈夫、昔三宮はよく遊びに来たから多少の土地勘はあるんだよ。それでも少し迷ったけどね」
ピッキー:そいつは心強い
マコ:ほんじゃ出発やで〜

ようやく運転手交代、マコちゃんの運転で三宮のレンタカー営業所までGO!

マコちゃんがいたのでナビも入れずに車を走らせる。
マコ:来たばかりだからね。さっきはちょっと迷ったけど、今度は大丈夫でしょ。
ピッキー:ありがたや、ありがたや

おかげさまで迷うことなく、ガソリンスタンドにIN。
付近にはここしか給油ポイントがないのだが、4車線ほどの道で、返却する時は反対側車線を走っていることになるので、曲がるタイミングが難しい。

レンタカーの返却も20:00(ちょっと遅れる旨は電話連絡済)だが、ガソリンスタンドも20:00まで。
閉店ギリギリという綱渡りであった。(綱渡りになったのは当方のわがままのせいなのだが…)
マコ:満タンで!
店員:!?

ガソリンスタンドの従業員は先ほども来たばかりのマコちゃんを覚えていて、口には出さなかったが「また来たきたんか」というリアクションだった。

返却場所は駅のロータリーだったが、入口が分からずマコちゃんがいなければ間違いなく迷っただろう。
しかし、これまたおかげさまでスムーズにロータリーに進入。
数分遅れるという連絡はしていたが、なんと19:59…1分前にレンタカーを返却したのであった。

ここからは電車でるむ邸に帰宅。
阪急電車の車体は新しいが色は昔から変わらぬ伝統の阪急マルーン。
最近は都内ではステンレスの車両が増えたためとても新鮮だ。


車内(まぁ、普通)
阪急マルーン

るむ邸では遅くなってご迷惑をかけたにも関わらず、豪勢な料理でおもてなしをしていただいた。
ノーブランドの牛肉とは言いながらそこらのスーパーでは味わえない肉を筆頭にスープ、おでん、るむママ手作りの料理の数々でなど、まさに至れり尽くせり。
アルコールもビールに日本酒、るむパパ一押しのウィスキーまでいただいた。

素敵な自宅に、素敵な両親。
るむさんもずっと実家の両親のもとにいれば、やんごとない暮らしを送っていたのだろうに、敢えて荒波を求めて世界に飛び出していったのだ。
冒険家オブ冒険家、さすがにチームアドベンチャー裏隊長である。(表の隊長は実質上、ただの幹事)

疲れも空腹も満たされ、大満足の我々。
さすがにこの人数ではお風呂がタイヘンなので、近所の銭湯「ふじおんせん」を利用させてもらうことになった。
この辺は閑静な住宅街であるが、「ふじおんせん」はレトロな昭和な雰囲気が漂う。
今時のスーパー銭湯とは違い、シャンプー、石鹸の備え付けがないのでフロントで購入。


ふじおんせん
風呂上りソフト

るむ:この銭湯は井戸水使ってるんだよ。震災の時、家は被害がなかったんだけど、水が1週間ぐらい出なくて、こちらでお水もらったんだ。
なるほどこれが本当の「六甲の水」だなぁ、なんて思いながら湯船につかる。
閉店間際(24:00閉店)で、利用客が少なく、ゆっくり今日1日の疲れを癒すことができた。

風呂あがりの銭湯といえば、定番の牛乳!
タオル一枚で手を腰にあてながらぐいっと男らしく豪快にいきたいところだが、フロントまで行かなければ購入できないので、ちゃんと服を着て、さらには当方よくよく考えたら牛乳はダメなので、ソフトクリームを購入した。

ピッキー:おばちゃん、ソフトクリーム一つ!
フロントのおばちゃん:あいよ

と出てきたのはソフトクリームではなく、ソフトクリーム用のコーン!!

なんとソフトクリームは代金を入れて自分でレバーをひねりコーンの上にのせていくというものであった。
これは銭湯というよりもファミレスのセルフのドリンクスタンドなんかにあるのっぽい。
続いて上がってきたマコちゃんと大将は早速購入。
うまそうなソフトクリームの形にするのはなかなかコツがあり、難しいが、なかなか面白い。

るむさん家に帰ると、時刻はちょうど日付が変わったところ。
さすがに疲れてバタンQだった。

こうして長い長い二日目が終わった。


(ピッキー)