駐車場まで戻ってくると早々に天橋立に向けて出発! できれば追いついて、ランチぐらいから合流できればというところだが… ところが駐車場から出てしばらくすると渋滞で出鼻をくじかれてしまった。 これは竹田城渋滞なのか? よくわからないが、気ばかり焦る。 ようやく渋滞を抜けて、順調に走り出したかと思ったら、またしても雨! Pi-子隊長:ふははははは、雨でかすむ天橋立をたっぷりを拝むとするか。 ピッキー:青い空、青い海の天橋立が見たいなぁ Pi-子隊長:え、空と海はグレーだぞぅ、そう習わなかったか?ふはははははは…(やや乾いた笑い) ピッキー:(; _ ;) しかし、天橋立までは遠い… 地理感覚がイマイチ分からないところに、のどかな田舎道…はいいのだが、雨の中視界不良で、時として眠さを誘発する。 おかしい、普段はここまで眠くならないのだが…どーしてこんなに眠気が… よくよく考えれば昨日から連続でめっちゃ朝早いねん! 今朝に至っては朝ちゅうか、夜中やん! しかも山登ってきたんねん、疲れきてねん! 眠すぎて、脳内がいんちきな関西弁になってきた。 こんな時に交代要員のドライバーがいたり、どこかでちょっと仮眠ができればいいのだが…なんとか先発隊に追いつきたいと気持ちが逸る。 ぐぅ〜!Zzz・・・ (_ _) 横を見ると隊長は見事に爆睡。 ああ、ロンリードライブだ。(ToT) やがて雨も止み、13時を回った頃にようやく福知山ICから高速にのった。 ここまで来れば天橋立まで1時間ぐらい。 ようやく到着が見えてきた。 Pi-子隊長:るむさんからメール来た。今「ビューランド」でランチ中だって。 いつの間にか起きた隊長。 ピッキー:ビューロランド? Pi-子隊長:どっかで聞いたことがあるけどキティとかいないぞ、たぶん。 ピッキー:ランチ合流できるかな? Pi-子隊長:このまま順調に走って、向こうがゆっくり食べててくれればね。 隊長がビューランドを検索、位置とだいたい到着時間を確認。 Pi-子隊長:うまくいけばあと30分ぐらいで着くんじゃない? ちょっと飛ばせば追いつくかも。 …と、淡い期待を抱いたのだか、高速降りてから天橋立エリアに入るところで渋滞! 3連休、日本三景の一つ、日本屈指の観光地…そりゃ、渋滞するだろ。(;_;) Pi-子隊長:あ、ランチ終了だって。 ピッキー:・・・そしたらオレたちはどこに行けばええねん?(エセ関西弁) Pi-子隊長:とりあえず、ビューランド方面に向かって。周辺に駐車場あるみたいだし。 ピッキー:OK、ビューロランドだな。 Pi-子隊長:いや、ビューランド… なんとかビューロランド(ビューランド)まで来たのだが、踏切付近でにっちもさっちも動かなくなってしまった。 そんな時に前から先発隊が歩いて来るのが見えた。 マコ:お、来たね。 ピッキー:休みもとらず、走り通しで来たよ。この先に駐車場あるの? マコ:うん、いくつか民間の駐車場があるから空いているところに止めなよ。 駐車場渋滞だったのか、対向車が数台の通り過ぎると、車が進み出した。 るむ:私たちは天橋立公園の方へ行ってるね。 Pi-子隊長:分かった、追いかける。 どうにか駐車場を確保。 大通り沿いの駐車場は1000円ぐらいだったか、ビューロランド(ビューランド)付近は狭くて奥まったところにあるせいか、駐車場代500円だった。 ここから天橋立に向かって移動、途中の土産物屋が並ぶ通りで合流。 通りを抜けて朱塗りの橋を越えると神代の世界から続く天橋立へ…でも、その前に マコ:この橋も名物なんだって。「廻旋橋(かいせんきょう)」って言って、船がここを通る度に橋が開くんだって。 Pi-子隊長:跳ね橋ではないの?ロンドン橋みたいな。 マコ:上に開くんじゃなくて、横に回るらしいよ。昔はハンドルで人がくるくる回して開いてたんだって。今は電化されたけどね。 どんな風に回るのか…? 興味津々でしばらく待っていたが、待てど暮らせど船は来ず。 時間もないので断念して先へ進むことにした。 興味がある人はググってみてくれ。
気を取り直して、天橋立へ進もう。 「松島(宮城)」「宮島(広島)」と共に”日本三景”の一つとして知られる「天橋立」。 ”日本三景”として広く世に紹介されることとなったのは江戸時代だが、それよりもずっと昔、天橋立は神話の一説に登場している。 国生み神話に登場する、天上に住む伊耶那岐命(いざなぎのみこと)が地上に住む伊耶那美命(いざなみのみこと)へ通うため、天と地の間に長いハシゴをかけて行き来していたのだが、ある日、伊耶那岐が寝ている間にハシゴが倒れ、それが天橋立になったという…。 ぷらぷら歩いて浜辺に到着。 白い砂浜に松並木、ああこれで青い空があれば…以下略。
大将:ま〜、でも、こうやってみるとただの松並木だなぁ。 こなつ:確かに。上からの眺めの方が「天橋立」って感じしたよね。 Pi-子隊長:そっかぁ。じゃあ、私たちもビューランド行ってみたいね。 ピッキー:そうだね。 Pi-子隊長:となると…お昼も食べたいし、ここで街中に戻って昼食にしよう。じゃあ、また後で合流しよう。 マコ:そうだね、こっちは有馬温泉でゆっくりしているよ。そうすると渋滞も不安だし、オレたちもそろそろ戻るか。 Pi-子隊長:え、ゆっくりしてていいよ。 マコ:天橋立、全部歩くと軽く1時間かかるし、往復で2時間…ちょっとキリがないし、一応見たからいいよ。 後発隊としては、先発隊にもう少しゆっくりしていて欲しかったが、全員で土産物屋まで戻り、先発隊は有馬温泉に向けて、後発隊は昼食&ビューランドをまわって出発することにした。 ピッキー:あれ、そうすると我々は温泉入ってる時間なくないか? Pi-子隊長:はいっ!?温泉は始めから無理だよ、あきらめて! ああ、疲れた体を癒したかったのに… Pi-子隊長:とりあえず、さくっとお昼食べちゃおう、あ、このお店いいかも、定食とかだとすぐに出てくるよ。 せっかくの天橋立なのに、なんてせわしない… がらがらがら(←お店の引き戸を開ける音) Pi-子隊長:すみません、2人ですが、すぐに入れますか? お店のおばちゃん:あ〜、今いっぱいで… とか話しているうちに2、3組の客が帰っていき、ほどなく席へ通された。 時間重視だったので2人とも定食をオーダー。 しかし、早起き(オレはほとんど寝てない)& 山登って、立ちっぱなしで3〜4時間待機 & 休みもとらんで竹田城からずっと運転…の疲れが出たのか、席に座るとうとうとうと… (。-_-。) zzz… はっ!すっかり寝込んでしまった…が、まだ料理は出てきていない。 ほんの数分だったかと思って時計を見ると入店から15〜20分は経っていた。 まさか隊長が2人分食べてしまったのか!!!???と思い、向かいに座った隊長を見るが、やはり (-。-) zzz… 車の中で寝てたくせに!! ピッキー:すみません、料理まだですか? お店のおばちゃん:はい〜、今 お持ちしま〜す! 声をかけたらすぐに出てきた。 3連休で混雑していたせいで遅かったのか、はたまた忘れられていたのか…(こっちも寝てたけどさ) まぁ、よくも悪くも少しの時間でも休めたからよかったとするか。 先を急いでいた…のだが、お土産街の突き当たりにある神社?お寺?…と思って調べたら、「三人寄れば文殊の智慧」の諺で知られているお寺「智恩寺」と知り、ちら見していくことに。
知恵の輪灯篭は昔は航海灯として使われていたそうです。 今はその役目は引退し、輪をくぐり抜けた者には文殊様の知恵を授かると云うご利益があると伝えられています。 でも、けっこう輪は高い位置にあるので小さい子専用なんだろうな。(親がだっこするなど) 少々道草を食ったので急ぎ「ビューランド」へ! ビューランドはスキーのリフトみたいのに乗って上にある展望台&遊園地へ行けるのだそうだ。(先発隊情報) 料金 850円(大人1人)を購入しようとしたところ 関西弁のおばちゃん:ちょっと、そこのお兄ちゃん! いかにも大阪人(イメージ)といった感じのヒョウ柄の服に芸能人のようなデカめのサングラスをかけたおばちゃんに話しかけられた。 関西弁のおばちゃん:アンタたち、今からチケット買うん?なら、1枚あげるわ。 なんと、1枚チケットをくださるというのかい? Pi-子隊長:え…余った物だったら買いますよ。 関西弁のおばちゃん:ちゃうちゃう、大きな声じゃ言えへんけど、係員のお兄ちゃんが1枚、切符もぎるの忘れよって…せやから使うてや。 なんてラッキー! ヘトヘトになっている我々への天からの励ましか、それとも日頃の行いか!? ビューランドのリフトを降りたところに飛龍観と書かれた展望スペースが。 ここから見える天橋立は龍が天に昇るような形に見えることから、「飛龍観」と呼ばれているようです。
Pi-子隊長:やっぱり、ここは”股のぞき”だよねぇ。 ピッキー:なんだそれ? Pi-子隊長:え、知らないの?股の間から逆さに見ると神話のように「天に架かる橋」のように見えるっていうよ。
ピッキー:天気がよければ綺麗だろうな〜 Pi-子隊長:だから空と海はグレーだよ ピッキー:なんか旅行にいくたびこのセリフを言ってる気がする… Pi-子隊長:気のせいだ!これが当たり前ならばそのようなセリフは出ないはずだ! 気のせいのわけはないと思うのだが…皆さん、過去の旅行記を見て検証してみてほしい。 (ピッキー)
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