ムル国立公園・2(Mulu)


これが本当のジャングルクル−ズ

11月19日(月)
ジャングル体験2日目。今日はいきなりジャングルクル−ズ。
ディズニーラ○ドでは何度か乗ったことがある「ジャングルクルーズ」。でも、これが本物なんだなぁ。
途中で水浴びをしているゾウが水をかけようとしたり、ワニが近くまで来る…ということはありませんでした。

途中、ブナン民族の集落に立ち寄って、民芸品をお土産として購入。
お土産なんていうと、きれいなショップにきれいなお姉さんが「イラッシャイマセ」なんて言っている所かと 思ってしまうんだけど、ここのは、おばさん&おばあさんと言えるような方々が庭先にゴザを広げて、 自分たちが作った民芸品を並べて売っている。(現地生産・直売なので安いです)
隣では犬や鶏が飛び回っていたりして、彼らの生活を少しだけ垣間見ることができます。


再びボートに乗り込み、出発。

乗り始めた時は怖かったのだけど、慣れてきたら、快適、快適。
川の風に吹かれて、気持ちいいっす!(^o^)o
川で水浴びしている子供が手を振ってくれたり、洗濯するお母さんといったアトラクション(?)も見られます。

Hさん:はい、到着しました。ウインド・ケイブ(風の洞窟)です。
到着しました…たって、船着場はどう見ても切り立った石灰岩の崖の下にあるんですけど…。
ここから見えるのは無限に(?)続く階段のみ。
こなつ:ここ…上っていくんですよね。
Hさん:はいっ。がんばりましょう!
こなつ:私、平坦な道を歩いていくのはいいんだけど、上るのってダメなのよねぇ。ぶつぶつ…。

まぁまぁ、こなつちゃん。でも、がんばれば、ご褒美できれいな洞窟が見れるよ。

ウインド・ケイブ入り口

ウインド・ケイブ(風の洞窟)
名前の通り風が吹き抜ける洞窟(CAVE/ケイブ)。
中は鍾乳洞になっていますが、昨日のラングズ・ケイブとはちょっと違う。 ところどころ天井が落盤していてぽっかりと穴があいている。この穴が風の通り道となっているんですね。
また、中へ入っていくと広々した空間があり、いくつもの見事な鍾乳石の柱が見られてます。

ウインド・ケイブから出ると、次はクリアウォーター・ケイブ&ヤングレディーズ・ケイブへ。 再びボートに乗り込み出発。

ちょっと説明が遅れたのだけど、このボートというのはかなりの長さがあり、この時も10人ぐらい乗ってました。
いろんなツアーのお客さんが乗っていて、国籍もいろいろ。
「大丈夫?」と言いたくなるぐらいちゃちぃボートだけど、動力はモーターでした。
(手漕ぎなんていわれたら洞窟に着く前に死んでる…というか、行き着かないかも…)

あれ?さっきからこなつちゃんの視線が…
こなつ:違うツアーのガイドさんだと思うけど…あの子、かわいくない?
いろんなツアーが集まってるってことは、当然ながら何人かのガイドさんがいるということで… その中の1人に歳は20歳前半ぐらい…かな?の男性がいたのです。
Pi-子:あ、やっぱり。私もさっきからチェックしてたよ。
こなつ:写真、撮らせてもらおうか?
Pi-子:そうだね、記念だから。(*^o^*)


目的地に到着。ボートから降りるとさっそく、ジャニーズくん(勝手に命名)へアタック!
Pi-子:すみません、写真、撮らせてもらっていいですか?
ジャニーズくん:
(めちゃめちゃ照れて)Why?

えっ、Why?「なぜ?」だって?
そんなことを言われても" You are so pretty ! "なんて正直なことは言えんじゃないか!?
Pi-子:え…その…ボルネオに来た記念に、ぜひ。

…写真は撮らせてもらったが、私ら(こなつちゃん同罪)もつくづくおばさんになったな〜と実感 o(_ _)o
さ、気を取り直して、次はその名もヤングレディーズ・ケイブ(Young Lady's Cave)

船着場から少し歩いていくと…またしても、すごい階段。
Hさん:さっきのウインド・ケイブの所より少しぐらい高くて、200段 あります。がんばりましょう!

あ…こなつちゃんが泣いてる。

人間「楽勝!」と思っていてもたいへんだと、ものすごく疲れてしまうけど、逆に「たいへんだろうな〜」って思っていると案外楽なもんなんだよね。 Pi-子は意外と楽に上れたのだけど、こなつちゃんは…ダメだ。死んでる。


少し休憩をとってから、洞窟の中へ。
入り口が二手に分かれていて、右へ行くとヤングレディーズ・ケイブ、左へ行くとクリアウォーター・ケイブへつながっている。
まずはヤングレディーズ・ケイブへ。
右写真はこの洞窟の名前の由来となったもので、手前の鍾乳石を光にあてると、影がお祈りする若い女性に見えます。

ところで、この洞窟、なんだかぽこぽこ穴が開いているのだけど…
Hさん:ムル国立公園のレンジャーはこういった穴を丹念に調査していきます。 と言いますのは新しい鍾乳洞が見つかれば、自分で名前がつけられる(自分の名前をつけたり)といったことや 世界的な発見になればTVや雑誌などから取材が殺到し、一攫千金も狙えるからです。
なるほど…徳川埋蔵金を狙うのとどっちが確立高いかな? (^_^;)
でも、ムル国立公園内にある洞窟の6割は今も調査中だそうだから、こっちの方が当てる確立は高いかも。
Hさん:でも、新しい鍾乳洞の発見などめったにできるものではなく、たいていは すでに発見されている違う鍾乳洞へ行き着くことが多いそうです。
実際、先ほど行ったウインド・ケイブとクリアウォーター・ケイブ&ヤングレディーズ・ケイブは一つに つながっているんだそうです。

お次は入り口を左、クリアウォーター・ケイブへ。
この洞窟もその名の通り、クリアーな(透き通った)水が洞窟の中を流れていているからです。
でもって、東南アジア最長の洞窟だそうです。(総延長107km)

インディジョーンズに出てきそうな橋を渡って、奥まで行くと、水に直接触れることができる場所がある。
Hさん:きれいですから、触ってみてください。
そう言われても、真っ暗だからちょっと怖いのよねぇ。滑って川に落ちないかな〜なんて。(^_^;)

しかし、せっかくここまできたので、軽く手をつけてみる。
冷たくて気持ちいい o(^o^)o

Hさん:これにてジャングル探検は終わりです。ムル国立公園では、今回のツアーよりちょっと上級者向けに 「アドベンチャー・ケイビング」というものもやってます。内容はヤングレディーズ・ケイブから一つの穴に入り、ここ、 クリアウォーター・ケイブへ抜ける…といったツアーも開催していますので、またお越しください。
Pi-子:おもしろそうですね。
Hさん:狭くて急な鍾乳洞をよじ上り、最後はクリアウォーター・ケイブの川を泳いで渡って終わり、というコースで ロッククライミングと水泳は必須条件ですけどね。
Pi-子:できませんっ

(Pi-子)