3日目、今日は大きな移動はなく、高知市近郊・龍河洞と桂浜を散策、夕方にねじきが強制送還(?)か。 さて、天気はどうだろ?(TVをオン) ニュースキャスター:台風15号は発生してからすでに6日が経ちましたが、沖縄付近を反時計回りに一周と迷走していますが、これは高気圧に左右からはさまれていることが原因となっており、21日以後は本州に近づく恐れが… 迷走する台風って何だ?聞いたことないぞ! しかも台風、もう一つ増えているような・・・!? ピッキーは洗面所にいるから今のニュース見てなかったな…また何か言われるからこのことは黙っていよう。 朝食を終えて、ロビーで全員集合。 マコ:おはよう!ホテルタウン本町、朝食が100円(ビュッフェ)でよかったよ、部屋は狭かったけどね。ワケありで1F分エレベーターもないし。 るむ:マコさん向けのホテル(ともかく食事の量があるということ)でよかったね。ホテルセブンデイズは朝食は普通にカフェご飯という感じだったよ。ロビーや室内もおしゃれだし、近くには雑貨屋さんとかカフェとか数軒あったよ。 Pi-子隊長:女性に優しい街なんだね。 マコ:そうか?こっちは付近にネットカフェとか飲み屋とか成人向け映画館とかあっておしゃれ感はなかったけどな。 Pi-子隊長:男性に優しい街なんだね。 ねじき:お待たせ! Pi-子隊長:よし、全員集合したところで点呼! ピッキー:1! マコ:2! るむ:3! まる子:4! 大将:5! ねじき:6? ピッキー:ところで誰か天気予報見たか?今日は雨降らないよな? Pi-子隊長:さ…さぁ? マコ:降るだろ、台風はどうやら沖縄近海で迷走してるらしいし。 るむ:うん、台風15号だけじゃなくて16号も接近してたよ。ただ、こっちは直撃しなさそうだけどね。 んだ、みんな天気予報見てたのか。 Pi-子隊長:さ、雨が降らないうちに出発!・・・とはいえ、洞窟の中だから天気関係ないし。 本日の…というか、今回の旅のメインイベント、龍河洞へGO! 龍河洞(りゅうがどう)は高知県香美(かみ)市の三宝(さんぽう)山中腹にある鍾乳洞(しょうにゅうどう)。 古くからその所在は知られていたが、昭和初期、本格的に探査され、1934年(昭和9)国の天然記念物および史跡に指定された。 山口の秋芳洞、岩手の龍泉洞と並び、日本三大鍾乳洞の一つ。 駐車場から鍾乳洞の入り口までは昭和の香りがするお土産街を通っていくと、突き当たりの左に階段、右にエスカレーターがある。 そうか、鍾乳洞の入り口は山の中腹にあるから、上らなければいけないワケだ。 しかし、階段は当然だけど、こんな場所にエスカレーターが設置されているとは…さすがは日本三大鍾乳洞! 軽く驚きながら、エスカレーターの方へ… がしっ いきなりるむさんに腕を掴まれた・・・いや、捕まえられたという方が正解か。 るむ:隊長はもちろん階段で行くよねぇ?ダイエット中とか言ってるもんねぇ、ふふふふふ。 いやいや、私のダイエットは年がら年中、ながらダイエットでそんなに本格的なものでは…と思いつつ、るむさんの迫力には逆らえず階段へ。 アドベンチャー隊員全員、るむさんの階段オーラに刃向かうこともできず上り始めたが・・・ あれ?ねじきだけエスカレーターに乗ってるぞ! ねじき:私はアドベンチャーの隊員じゃないしぃ 今回のメンバーで一番の強者というか弱者というか…
入口では券売機にて入場(洞?)券を購入。 大人一人 1000円也、さすがメジャー鍾乳洞な価格。 マコ:あれ?冒険コースじゃなかったのか? るむ:隊長、冒険コース申し込んでおくって言ってたよね? Pi-子隊長:それが…だな、すまん!申し込みが遅くて、今日はもういっぱい!って言われてしまったのだ!! ピッキー:だから早めに申し込んでおけって言ったじゃん! Pi-子隊長:あんまり早すぎても洞窟マニアだって思われるじゃん? まる子:洞窟マニアでしょ? はい…その通りです。 るむ:しょうがないね、一般コースだけど、行くぞ、洞窟! 全員:おー! 裏番…いや、裏隊長のるむさんに仕切られながら洞窟へGO! 最初は普通に整備された鍾乳洞、という感じだったけれど、進んでいくとだんだん狭くなってきて、人一人がようやく通れる道、屈まないと通れない道なんかもあり、一般コースだけどけっこう楽しめるぞ!
天降石は洞内最大の鍾乳洞で高さ11mあります。 天降石は少し広げたカーテン、すぐにある絞り幕(6m)は閉じているカーテンといった感じ。 自然って本当、すごいよね。
ピッキー:「記念の滝」だって。何の記念だろうな? 記念の滝 高さ11mあり、洞内で一番高さがある滝。 1931年(昭和6年)山内浩氏が、この滝を登り奥洞の発見に成功し、現在の4kmに及ぶ龍河洞の全貌が明らかになったのです。 ちなみに、それまで知られていたのは入口からここ、記念の滝までのわずか400mのみでした。 そこへオレンジのつなぎを来た人々が「冒険コース 」と書かれた方へ進んで行く。 るむ:あの人たち冒険コースなんだ。うらやましいね。(遠い目) Pi-子隊長:いやぁ、一般コースも楽しいぞう!ははは…(乾いた笑い)
観光コースの途中「竜宮殿」の近くから冒険コースに分岐する道があります。 冒険コースは約200メートルの狭いコースで、匍匐前進したり、よじ上ったり、常備灯のない真っ暗な所を進んでいくそうです。(行ってないので詳細は分からず) 所用時間は約1時間30分。 観光コースの料金+1,000円、案内人付、ヘルメット(無料)、ヘッドランプ(無料)、つなぎ服、長靴はレンタル料1,000円。 前日までに要予約とのことだけど、1ヶ月前に予約しようとして「満員御礼」とのことだったのでお早めに!
玉簾の滝 滝と言っても先ほどの記念の滝のように水が流れているわけじゃなく、滝のように垂直に連なった形状の鍾乳石です。 小さな玉を綴り合せた簾のような鍾乳石で高さ6m・幅4mもあります。 るむ:こっちはウラミの滝だって! 怨み?なんとも物騒な名前の滝だな。 裏見の滝 玉簾の滝と同じく、垂直に連なった形状が滝の流れのように見える鍾乳石です。 あ、怨みじゃなくて、裏見だったんですね・・・ 裏が見れるから、"裏見の滝"? でも実際には柵があるから裏側にまわって見れないし。
お釈迦様とマリア様 上の方にある二つの細長い鍾乳石。 そう言われて見れば、そんなような気がするのですが、仏教の「お釈迦様」とキリストの「聖母マリア様」を一緒に配置(?)してしまうのは日本人ぐらいのもんでしょう。 万象殿 「数人の僧侶が僧正を囲んで読経しているようにも見える」とあったけど・・・う〜ん、そうは見えないかな。 僧侶に見えるかどうかは置いておいて、カーテン(幕状鍾乳石)がステキ! るむ:この辺に龍馬の形をした鍾乳石があるって。 Pi-子隊長:龍馬?どれだろ?さっきのお釈迦様とマリア様も言われればそう見えるし、言われないとわかんないレベルだからな。 ピッキー:あっ、あれじゃん? 龍馬と言われれば龍馬のような…
龍馬を通り過ぎ、階段を登って行くと、龍河洞のハイライト「神の壺」。 神の壺 原始人がここで生活に使用しており、置き忘れた壺。 2000年余の時を経て、壺はだんだんと石灰岩でコーティングされ、鍾乳石と同化してます。 Pi-子隊長:思ったより小さいんだね? るむ:うん、龍河洞の案内パンフレットとかに必ず出てくるからもっと大きいのかと思った。 ピッキー:祭祀用じゃなくて、生活に使ってた壺だったらあんなもんじゃないのか? それはそうかも。 ここでオレンジのツナギを着た御一行様と再開。 記念の滝近くで会った冒険コースの参加者たちだ。 るむ:どうでした?冒険コースは? 冒険コース参加者:楽しかったですよ。でも、本当はもっと長いコースに行くはずだったんですけど、大雨で増水しちゃって、短いコースになっちゃったんです。 こんなところまで大雨被害…洞窟はインドア(?)だから大丈夫だと思ったんだけど… 「神の壺」から少し進んだところに第二の「神の壺」があります。 これは1937年(昭和12年)から始めた実験で、「神の壺」と比較をするために置いて観察しているものなんだそうです。
第二の「神の壺」の横には弥生時代に人が居住していたと思われる穴居室があり、通路には炉跡も残っています。 ここで発見された弥生式土器、木炭および獣骨などがこの先にある龍河洞博物館に展示されています。
ここで鍾乳洞は終わり。 いや〜、冒険コースは残念だったけど、一般コース堪能した。 見学時間通常 30分と書いてあるけど、実に 分も鍾乳洞の中にいました。 鍾乳洞から出たところには休憩室。 一般洞でも山あり谷あり、身をよじらなければ通れないような細い道もあるし、洞窟を出たところで休憩する人が多いのかな? ねじき:何時間洞窟の中にいたの〜? 大将:すっかり待ちくたびれたよ。 休憩室の中で待っていたねじき、大将、まる子、マコ。 Pi-子隊長:何だね、今回の旅行の一番のメインだというのにもっと見学しとかないと マコ:時間かかり過ぎだよ! 批判はあるが、それはあっさりスルーすることにして、遊歩道をおりて駐車場へ向かう。 途中、龍河洞博物館と珍鳥センターがあり、特別天然記念物に指定されている 尾長鶏を見ることができます。
尾長鶏は体にフィットしたガラスケースの中に入れられており、見ていてちょっとかわいそう。 しかし、尾長鶏は動き回るとしっぽが切れて長くならないのだそうですよ。 特別天然記念物になるようなものはないけれど、自由に動き回れる体でよかった? と思いながら次に進む。
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