天岩戸神社 西本宮

天岩戸神社から天安河原へは下っていったので、帰りは当然だけどひたすら上り。

Pi-子:パワースポットに行ったのにパワー使っちゃった。
こなつ:プラマイゼロ!?多少はプラスだと思いたい。
ピッキー:パワーはともかく水分補給がしたいな。
そこは観光地。
坂道を上ったところから天岩戸神社までは数件の茶屋兼お土産屋さんが。

Pi-子:ちょっと一休み。
こなつ:賛成!
ピッキー:ノド乾いてるけど、ソフトクリームも食べたい。
店頭にある巨大なソフトクリームの模型(観光地によくあるヤツ)を見ていると確かにソフトクリームも食べたくなる。

そんなわけで、ここで休憩〜♪
お店は、テラスがせり出していて、真下を見ると断崖絶壁でちょっとドキドキですが、清流を眺めながらソフトクリームが食べられるなんて最高だ。
店頭で商品を買って、テラス席で食べてもよし、食べ歩きしてもよし。

ちょっと休憩景色と一緒にいただきます


お店のおばさん:よかったらお水も召し上がってください。
テラス席にタンクとカップが置いてあって「ご自由にどうぞ」という状態で置いてあるのですが…なんだろう、普通の水道水じゃないな、この水おいしい!

Pi-子:この水、すごいおいしい!
お店のおばさん:そう、よかった。毎朝、東本宮さんからいただいてくる水なのよ。
東本宮?

こなつ:さっき行ったのは岩戸神社西本宮。岩戸川を挟んで東本宮と西本宮に分かれてるんだよ。
Pi-子:そうなんだ、せっかくだから東本宮も行ってみようか。
西本宮からは岩戸川を挟んで対岸、橋を渡るとすぐ…とはいえ、車ならすぐだけど、歩くと10分ぐらい。

天岩戸神社 東本宮アマノウズメ像がお出迎え


西本宮が手力男像のお出迎えだったけど、東本宮はアマノウズメ像がお出迎え。
遠目で見て写真撮っただけだったから気がつかなかったけど、この像、近寄るとセンサーが反応してどうやら動くらしい。
サービス?夕暮れに行ったらホラーっぽいような…

参拝客の多くがお参りしているの西本宮とは違い、ひっそりとして全く違った厳かな雰囲気が感じられる。

東本宮は天岩戸から出てきたアマテラスが新居として住んだところなんだそうです。
西本宮というのは対岸から「天岩屋戸」を参拝する場所であって、実際のところ東本宮の方が御神体に近いところにあるんですね。

森の中の静かな佇まいの中、長い参道(階段)をひたすら上っていく。
社の方からさしている日ざしが本当に神々しい。
祀られているのが天照大御神だし。


東本宮 拝殿
拝殿への階段 日光が神々しい


本殿をお参りした後は裏手にある、ご神水が湧き出ているという場所へ。
湧き出ているのだから、泉のような場所を想像していたけど、なんとご神木の根元から聖なる水が出ているんです。

コップや柄杓が置いてあるということは「ご自由に召し上がれ」ということだよね。
お店のオバちゃんもここで水を汲んでいると言っていたし。

では…ゴクリ
う〜む、なんとも まろやかに水というか優しい味というか。

Pi-子:あ〜、失敗した。車の中に空いてるペットボトルがあるから持ってくればよかった!
こなつ:コラ!ご神水なんだからそんなに欲張ったらダメ!一口ぐらいでちょうどいいんだよ。
はい、すみません。(´-ω-`)シュン

先ほど西本宮から参拝させていただいた、アマテラスがお隠れになったとされる、天岩戸はここの近くにありますが、もちろん神域という意味でも、危険という意味でも立ち入り禁止とされています。

さて、次へ行くのは…
こなつ:「八大龍王水神社」に行きたい!ここから近いはずだし。
Pi-子:なんだかRPGのラスボスがいるみたいな名前の神社だね。
ピッキー:どこだ?カーナビに入れても出てこないぞ。
こなつ:う〜ん、知る人ぞ知る、みたいな神社だからね。手元に地図があるからこれを頼りに行ってみよう。

天岩戸神社の前の通りをちょっと南へ進み、県道204号を経由し207号を出てまっすぐ…
こなつ:あ、そこ、鳥居があるところで曲がって。

こなつちゃんのナビ通りに右折し、灯篭が続く狭い道を少しいくと到着。
…手水舎が見えるから神社があるんだろうけど、木々に覆われてて入れるの?という感じ。

八大龍王水神社御神水をいただく


境内入り口にある樹齢数百年と思しきエノキの巨樹が御神木になっており、巨大な龍の体内に入っていくような感覚で境内にお邪魔します。
もちろん頭を低くして、足元にも注意して身体をかがめながら進む。

境内の中は意外と快適。
適度な湿度と巨木とその枝に囲まれているせいか、洞窟の中のような感覚。(もちろん洞窟の中よりは明るいけど)
畏れ多くも龍神様のパワーに包まれているのだろうか。

龍神は水の神様なので、拝殿前には大きな御神水の井戸があり、神聖なお水を頂くことができます。

神社の創立年代は不詳。
古伝によると「或る日雷鳴轟き豪雨の天空より黒雲と共に八大龍王水神御降臨遊ばされ、数々の御神示に氏子等その御神恩に恐惶し、奉斎した」とのことです。
やはりRPGゲームっぽい!(なんて俗っぽい考えなんだろうか)
旧暦 6月17日の「八大龍王水神祭」では、御神幸行列などの神事が行われ、ご神体が年に一度、公開されるそうです。
(本殿は撮影禁止!とのことなので、やはり興味がある方はご自身の目でどうぞ。)

続いてもう一つ神社ハシゴ
やってきたのは荒立(あらたて)神社。
ニニギが天孫降臨される途中に道案内をした猿田彦命(さるたひこのみこと)と「アマテラス天岩戸ひきこもり事件」で舞い踊った天鈿女命(あめのうずめのみこと)が結婚して住まわれた地と伝えられている場所。
なんでも急いで造ったため、切り出したばかりの荒木を利用したので「荒立宮」と名付けられたといわれています。

御利益は夫婦円満、縁結び、所願成就。
ご祀神がアマノウズメなので歌や舞、芸能の神としても知られているそうです。

荒立神社七福徳寿板木(しちふくとくじゅばんぎ)
この板木を7回打つと願いが叶うのだとか

ピッキー:なんか腹減ったな、ちょっと早いけど昼メシにしないか?
Pi-子:え、朝もがっつり食べた気もするけど、朝からあちこち行ったしね。
こなつ:ガイドブック見てたんだけど、ここ行きたい!

やってきたのは「高千穂がまだせ市場」
「がまだせ」 というのは高千穂の方言で「頑張ろう」との意味だそうで、地場産品の直売所です。

「高千穂牛」と書かれたのぼりがいくつもあり、生の牛肉が販売されているようだが...
Pi-子:え?食べるところあるの? 
こなつ:え〜と、ガイドブックには...あっ、こっちじゃない?

ちょっと分かりにくいところに「高千穂牛レストラン 和(なごみ)」を発見した。
松沢牛、神戸ビーフはもちろん知っているけれど、高千穂牛って聞いたことない...なんていうなかれ!
じつは5年に一度開催される和牛のオリンピックと言われてる、全国和牛能力共進会で、内閣総理大臣賞(グランドチャンピオン)を獲得したことがある知る人ぞ知る日本一の牛肉なんですよ。(私も初めて知ったけど)

ランチメニューは焼き肉(1700〜3000円)とステーキ(2000〜4000円)
まぁ、せっかくだし、ちょっとだけ奮発してステーキにしますか。

高千穂牛レストラン 和(なごみ)高千穂牛ステーキコース(小鉢、みそ汁、ごはん付き)


3500円とそこそこいいお値段だけど、同じ物を東京で食べたら数倍の価格になると思うので、やはりお得なのでは?
隣接する、JA高千穂地区ミートセンターではフィレやサーロイン、ハンバーグなどの高千穂牛を購入することもできます。

ピッキー:うまかった
こなつ:お腹いっぱいになったら眠くなってきた。
Pi-子:そうだね~、高千穂峡のガイドツアー、次は14時からなので、ちょっと宿に戻ってシエスタ(お昼寝)しようか。
これに異論がでるはずもなく、宿に戻ってお昼寝タイム
ZZzz…(-_-)。

(Pi-子)



(お役立ちリンク)

高千穂牛レストラン
和(なごみ) 
高千穂がまだせ市場にある高千穂牛レストラン和(なごみ)のWEB。高千穂牛を使った料理をご賞味ください。