名古屋


名古屋駅前 行きとは違っていい天気


美濃から名古屋まで・・・順調に行けば1時間ぐらいで到着するかもしれないが、今日は3連休の最終日。
途中で渋滞したら15:00着は即アウト!

大将:こんな時はオレの出番だぜぇ〜!
颯爽と車のキーを受け取り、車に乗り込む大将の姿がまぶしい!!
例え靴のソールがはがれて、ペラペラしていたとしても・・・(残念ながらコンビニで購入した接着剤は何の効果もなかったらしい)


美濃から名古屋までは大将の運転でGO!

幸い渋滞に遭わず、あっさり名古屋市内に到着。
つい一昨日ここから旅立ったばかりだというのに、なんとなく懐かしい。
そういえば、あの時は雪だったなぁ・・・帰りはお約束で晴れている。

大将:レンタカー返す前にガソリン入れないとな。

出発時にレンタカー屋で付近のマップをもらっていたため、レンタカー屋に一番近いスタンドへ向かうが・・・
ピッキー:「本日休業」!?・・・そりゃないぜ〜!
しかしマップをよく見たら「日曜日定休」と書いてあった。
こらまた失礼しました。m(_ _;)m

再びマップを見て、次に近いガソリンスタンドで補給することにした。
こちらは営業していたが・・・困ったことに補給口を開けるスイッチが見当たらない!

・・・とちょいと焦ったが、キーを差し込み回したらオープン!
なるほど、車は進化しているんだな。
間違えてよくボンネットやらトランクを開けたものだが、今は昔の話なのだろう。

ふと気がついたのだが、今回は途中でガソリン補給していなかったんだ。
う〜ん、イマドキの車は燃費がいいんだなぁ。

無事に給油を済ませ、レンタカー屋に到着したのはジャスト15:00!
ぎりぎり間に合った・・・?

るむ:15:00かぁ。ぎりぎり待ち合わせに間に合わなかったな。
F1レーサー並みの大将のドラテクを持っても間に合わなかったのは至極残念無念の極み!
いや、これは「なんで私に運転させなかったのよ!」と言いたかったのかもしれない。
空気読めなくてすみません。m(_ _;)m

るむ:もしもし・・・おお、すでに到着しているか。こちらは今レンタカー屋に着いたところだ。・・・え?すでに行列?仕方ない。すぐに向かうが、先に並んでおくのだぞ! (ピッ←携帯を着る音)手下・・・あ、いや、友だちが先に店に着いたというので並ぶよう命令したが、私も先に行く。皆は後から追っかけてくるのだぞ。 遅いとみんなの分も自分が食べてしまうからな。
一同:あいあいさ〜!
(それはカンベンして)

と、言うや否やダッシュで雑踏に紛れ込んでしまったるむさん。
いやはや、忍者のような身のこなしである。

この後、レンタカー返却手続きを済ませた我々。
ひつまぶしをるむさん一人に食べられてはたいへんなので急ぎ後を追おうと・・・

大将:待たれい!!!
振り返ると大将がカッターナイフを右手にやって来るではありませんか!?
ピッキー:待・・・待て、話せば分かる・・・

バッシュ!バッシュ!

大将:あ〜、これですっきりした〜!
なんと、わずかに残っていた靴底(ソール)をきれいに切り取ってしまった。

Pi-子:そのカッターはどうしたの?
大将:レンタカー屋で借りたんだ。
ピッキー:名古屋駅周辺なら靴屋もあるだろうから買い換えたら?
大将:いんや、ここまできたらもういいよ。
ピッキー:そらそうかもしれんけど。
大将:もう歩きやすくなったしね。

まぁ、無理強いすることもない。

大将がカッター返却しに行くのを待ち、我々も急ぎるむさんの後を追う。
目的地は鰻(うなぎ)・ひつまぶしの人気店WまるやW
事前に入手した極秘(?)情報によると・・・

六代続く伝統の杉桶のたまりをベースに、160年継ぎ足し続けられた秘伝のタレが味の秘訣。
厳選された新鮮うなぎをさらに厳選し、一番適したもののみを使用する。
また、まるやのひつまぶしはうなぎだけでなく、お米や醤油、水にまでこだわりを持って、安心・安全に頂けます。

だと!
これは期待せずにはいられない、というもの。

名古屋駅から徒歩5分、名鉄百貨店の9Fにそのお店はあるらしいが・・・
Pi-子:あれれ?ここさっきも通らなかったっけ?デジャブ?
まる子:いや、同じ場所だと思うよ。あのお店さっきも見たよ。


レンタカー屋は名鉄百貨店と駅をはさんで反対側、西側(太閤通口)にあったので、ずっと地下道を歩いてきたのだが・・・地下は迷う
Pi-子:うむ、仕方ない。寒いけど一旦地上に出て方向を確かめよう。
Pi-子隊長の後に続いて地上に出てみると・・・なんだ、目の前に名鉄百貨店があった。

余談だが、日本で最初の地下街が誕生したのがここ、名古屋なのだそうだ。
1957年(昭和32年)地下鉄の建設にあわせ、名古屋地下街(サンロード)が開業。
その後も地下鉄、駅付近のデパート、地下駐車場が作られていくのと共に地下街も発展していき、総面積は東京、大阪に次ぐ規模で約17万m2。
その広さはなんとナゴヤドーム2個分に匹敵するのだそうだ。

407に及ぶ商店と何本もの地下鉄が迷路のように交錯し、地元の人でも迷うほどだという。
だから我々、観光客が迷って当然なのだ。(言い訳)

名鉄百貨店に入ると9FのWまるやWに直行!!
噂にたがわず すごい行列ができていたのでお店の場所はすぐに分かった。

るむ:遅いよ、日が暮れちゃうんだみゃー。
早くも名古屋に感化している るむさん。

"まるや"の大行列
一同:すみません。
るむ:おっと、名古屋弁がでてしまったな。わが忠実なる下僕、今回行列に並んでくれたアユだみゃー。

やっぱり下僕だったのか・・・

アユ:どうも、初めまして。
まる子:それにしても・・・すごい行列ね。
アユ:ここはいつもこんな感じよ。普通に1時間ぐらい並ぶかな。
大将:味が楽しみだ。昼メシ抜きだったからなぁ。
るむ:心配しないで。これだけ待たされて不味かったら私が店長に文句いってあげるみゃあ。

そこは笑うところなんだろうか?

アユさんが並んでくれたおかげで我々が着いてから30分ぐらいで席につくことができた。m(_ _)m
半個室になっていて、落ち着いて食事ができる雰囲気。

女性陣は「上ひつまぶし」、男性陣は「特上ひつまぶし」をオーダー。
(味はどちらも変わらず、違うのは量ということだったので)

アユ:白河郷の方へ行ったんですよね?どうでした?
Pi-子:うむ、今回も幾多の武勇伝が生まれたぞ。

今回の旅行について語りだす隊長。
期待を裏切らず雪の名古屋から出発・・・武勇伝というか、雨女伝説更新中だ。

店員:お待たせしました〜!
話が盛り上がったところでひつまぶしの登場!
大将:待ちかねたぞう!
薬味は、ネギ・わさび、大葉、のり。
店員:薬味はおかわりできますよ。お出汁は温かいのをお持ちいたしますので必要な時にお申し付けください。(にっこり)
なんという天使のような微笑み。( ̄◇ ̄)b グッ

肝心のひつまぶしは・・・一見したところ「特上ひつまぶし」なのに小さい?
とか思ってしまったが(空腹のせいか)意外とお櫃は底が深くて、申し分のない量だった。

蓋を開けると・・・一気に広がる香ばしい香り。
1杯目は何も入れず、しゃもじで ザクッザクッっとシャリ切りし、ご飯に入れてほおばる。
表面の皮がカリカリのクリスピー、だが中身は柔らかくて、味と食感を同時楽しめる。

2杯目はお好みの薬味を添えて・・・とあるので、ネギ、大葉、わさびなどをのせるとさっぱり頂く。
薬味はおかわり自由なので、量を気にしなくてもよいところがうれしい!

3杯目はお出汁をかけてお茶漬けにする。
店員さんに声をかけると、最初に行っていた言葉に偽りなく、熱々のお出汁を持ってきてくれた。
2杯目で加えた薬味を入れて、さらさら〜とかっこむ・・・これはウマ〜イ!!σ(゚〜゚)

大大大満足な食事となったのだが・・・

Pi-子:アユさん、名古屋では休みの日は自分の家で朝食は食べずに喫茶店に行く、と聞いたことがあるのだが、真偽のほどはいかがだ?
アユ:う〜ん、名古屋市内よりも岐阜寄りの方がモーニングセットが充実していると思う。伯母さんがその辺に住んでて、遊びに行ったことあるけど、朝食は喫茶店に行ったよ。
るむ:名古屋と言えば、やっぱり小倉トーストだみゃー。

小倉トーストとは食パンをトーストし、バター(またはマーガリン)を塗って、その上かパンの間に餡子をはさむ名古屋喫茶店生まれの和洋折衷スイーツだ。

まる子:小倉トーストといえば、コメダ珈琲店が有名よね。
大将:その店は近くにあるのかい?
アユ:駅の周辺にも2、3店舗あるけど・・・
大将:じゃあ、行くか!コメダ珈琲店!!

あれだけ大満足な食事に(量的に)満足していなかった男が一人・・・

まる子:え〜、今から小倉トースト!?お腹いっぱいだよ!!
アユ:コメダはどこも混んでるわよ。
大将:コメダじゃなくてもいいよ。この辺で小倉トーストが食べられる店はないのかい?
アユ:ごめんなさい、分かっていれば調べて来たんだけど、まさかひつまぶしと小倉トースト両方行くとは思わなかった。

普通はどちらかですよ・・・

るむ:すまぬ、ちょいと聞きたいことがある。
通りかかった店員を呼び止めた。
店員:はい。薬味かお出汁のおかわりですか?
るむ:近くに小倉トーストを出す店はあるか?
店員:は・・・はい?

なかなか教育の行き届いた店ではあるが、まさかここで小倉トーストの店を聞かれるとは思っていなかったのだろう。

店員:コ・・・コメダ珈琲が近くにございますが・・・
るむ:コメダは混んでいると思うので他にないか?
店員:他でございますか・・・い、いえ、存じません。申し訳ありません。
るむ:なんとも使えんのう。もう下がってよいぞ。

駅の地下街にでもあれば、行けると思ったのだが・・・(ここに来るまでに散々迷ったので危険地帯って言えば危険ではあるが)

どちらにしても「まるや」でまったりし過ぎて、新幹線の時間が迫ってきた。
今から小倉トーストの店を探して、食べる時間を考えると少々厳しい。
残念ながら今回はあきらめよう。

名古屋駅まで戻ると我々は改札の中へ、るむさんだけはアユさんと2人でどこかへ行ってしまった。

出発ホームで待つ4人。

出発の5分前。
るむさんはまだ来ない。
まさか彼女に限って遅れることはないと思うが・・・

それでもちょっと心配になってきた3分前。

そして、新幹線がホームに入ってくる直前、全力疾走で階段を駆け上がる一人の乙女がいた。
感のいい読者諸君はもうお気づきかもしれない。

そう、るむさんが両手にビニール袋を抱え、ようやくホームに上がってきたのだ。
そんなにいっぱいおみやげ買ったのかな?

人ごみの中を高速ダッシュ!
彼女に追いつけるのは世界中探してもウサイン・ボルトぐらいだろう。

るむ:見てみて〜!
持っていた袋を開けると、中からたくさんの小倉トーストもどきの「小倉フレンチトースト」&「小倉コッペパン」


「小倉フレンチトースト」&「小倉コッペパン」
袋の中から出てきたものは・・・

短時間でどうやってかき集めたのだろうか・・・
ジモティであるアユさんの力添えあってのことだが、見事な"るむマジック"。
まじで忍者か?

まる子:ありがとう。でも、今はお腹いっぱいだから持って帰るね。
大将:食えと言われたら、全部食えるぞ!

るむさんもびっくりだが、大将は違う意味でびっくりだ。(゚д゚lll)

かくて全日程が終了。
今回もきわめて濃密なアドベンチャーツアーとなった。
いつまで続くのだろう、このテンション・・・

次はどこへ行くのやら、風まかせ、人まかせ・・・
それまで鋭気とキアイと川口浩の充電をたっぷりしておくとしよう。

See you next adventure !

(ピッキー)

(お役立ちリンク)
和食まるや 名古屋に4店舗展開する人気の老舗鰻(うなぎ)料理店。160年受け継がれる秘伝のタレ・鰻(うなぎ)・米三位一体の絶妙な旨さを醸し出す、名古屋名物ひつまぶしをぜひご賞味ください。
コメダ珈琲 名古屋喫茶店の代表ともいえる「コメダ珈琲」。最近では、関東に進出をはじめているのでお近くの「コメダ珈琲」を探してみてください。