続いては男鹿水族館GAOへ
途中、思いがけず渋滞につかまった。
普段は渋滞など起こるような道ではないのだが、みんなGAOに向かっているのだろうか?
大将:そろそろ腹へってきたな〜。でも、この辺、ファミレスとかコンビニなんかないよな。
ピッキー:ないない。
GAOまで行くか、どこか昼食がとれる場所まで戻るか車内で議論するが、そうこうするうち後ろにもびっしり車の列ができてしまい、
後戻りはできない状態になってしまった。
Pi-子隊長:そうだ、お義母さんが握ってくれたおにぎりがあったよ。
そうだ、朝のおにぎりがあった。
人数分のおにぎりと惣菜がちょっとあったので、皆で食らう。
こんなことで空腹を満たすことができるとは思わなかった・・・お母ちゃんに感謝。
るむ:なんか、この渋滞で日が暮れちゃいそう。
まる子:本当。これってやっぱりGAOの駐車場渋滞かしらね。
マコ:駐車場渋滞か・・・待てよ、今夜の宿ってGAOの真ん前じゃなかったっけ?
Pi-子隊長:そうだよ。「GAOまで徒歩1分」って書いてあったよ。
マコ:そしたら宿の駐車場に停めさせてもらえないかな?
大将:名案!!
そうとなると、即行動!
隊長、大将、マコちゃんの3人は車を降りて宿まで行き、女将に事情を話し、OKをもらった。
車はゆっくりとだが、確実に宿まで進んで行き、そこに駐車。
こうしてやっとのことGAOへたどり着くことができた。
GAOができる前からここに秋田県男鹿水族館があったのだが、これをリニューアルし、2004年7月に男鹿水族館GAOとして新装開業した。
「GAO」とはGlobe(地球)、Aqua( 水)、Ocean(大海)のイニシャルをとったもので決して男鹿(オガ)の反対ではないそうだ。(本当か?)
余談だが映画「釣りバカ日誌15 ハマちゃんに明日はない!?」の中で鈴木建設が作った水族館として登場している。
私とPi-子隊長にとっては2回目の訪問なのだが・・・想像外の混雑振り。
Pi-子隊長:前に来た時は「経営は大丈夫?」って思うぐらいがらがらだったよね。
ピッキー:さすがはGW。
ともあれ、この盛況ぶり。
伝承館が男鹿半島のディズニ○ランドならば、GAOは
男鹿半島のディズニ○シー!?
入場してすぐのt所にあるのが「男鹿の海大水槽」
ブリ、マダイ、マアジの群れを中心に約30種類2500点もの魚が泳ぐ大水槽を見ていると、自分が男鹿の海へ入ったかのような気分になる。
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ちょっと幻想的?それともおいしそう? |
男鹿の海大水槽 | |
その時、ちょうどダイバーによる餌づけが行われ、魚たちはダイバーめがけ(正確にはエサをめがけ)押し寄せた。
Pi-子隊長:うわ〜、あの人(ダイバー)食べられそう。
ピッキー:それはないだろ。ピラニアがいるわけじゃないし。
まる子:サメはいた気がする。
マコ:エサもらってるサメだから大丈夫でしょう。
我々が遭遇したのは普通のダイバーだったが、GAOは男鹿の水族館らしく、時折なまはげに扮した「なまはげダイバー」が現れるそうだ。
運がよければ会えるかもしれない。
水中トンネルを抜け、2Fに進むと熱帯魚や世界の魚、それに秋田名物「はたはた」が展示されているコーナーがある。
秋田の「県の魚」に指定されているはたはた。
魚偏に神と書いて「鰰(はたはた)」と読む。
厳冬の日本海、海が荒れ、雷が鳴る頃に岸に押し寄せるはたはたの姿を見て、昔の人は雷神の使いとされていたらしい。
以前は大量に水揚げされたので、たいへん価格が安く、各家庭で塩漬けや味噌漬けなど保存食とし、秋田の厳しい冬の貴重なタンパク源となってい
たが、1980年代頃から激に漁獲量が減り、現在では高級魚となっている。
うろこがなく、大きな口が上向きに斜めに付いており、胸ビレが大きく、ちょっとグロテスクな姿をしているが、かなりうまい。
ハタハタ寿司(なれずしの一種)、塩焼き、田楽、ハタハタ汁などいろいろな食べ方をされている。
GAOの中にあるレストランでも食べられるらしいので食べたことがない人はぜひお試しください。
さらに奥へ進むと、GAOの目玉、白熊の「豪太くん」と再会。
2年ぐらい前に来た時よりだいぶ大きくなった気がする。
今日はお客さんの入りが満員御礼状態なので、豪太くんもテンションが上がっているのか、走ったり、丸太で遊んだりして、活発に愛嬌を振りまいていた。
う〜ん、個人的には浦安のネズミ(ミッキー○ウス)よりかわゆいと思う。
Pi-子隊長:私は市長さんの白熊が見たかったかな。
Pi-子隊長の言う市長さんの白熊とは
GAO開業時、シロクマ展示に意欲を燃やしていた秋田県知事と男鹿市長だったが、動物愛護団体の反対運動などで日本に来られなかった豪太くん。
当時の男鹿市長さんは「 間に合わなければシロクマの着ぐるみを着て出迎える」なんてうっかり発言をしてしまい・・・
結局、豪太くんは間に合わず、オープン日に男鹿市長さんがシロクマの着ぐるみで来場者を出迎えし、全国的ニュースになったのだ。
豪太くんに別れを告げ、アザラシ、ペンギンのマイペースに癒されつつ、出口へ向かう。
混雑のため、全体的にゆっくり見れなかったのがやや残念ではあったが、それでも水族館を満喫し、次の目的地へ。
GAOを通り過ぎると、まったく渋滞にもあわず五社堂へ到着。
五社堂にはこんな伝説がある。
その昔、漢の武帝に連れて来られた五色の鬼たちが、畑を荒らし食べ物や娘たちを略奪するなど荒らしまわっていた。
そこで困り果てた村人たちは「一夜で千段の石段を築くことができれば1年に1人ずつ娘を差しだすが、もしできない時には二度と里に降りてこない」という賭けに出たのだ。
鬼たちは精魂を尽くして石段を積み上げ、あと一段!という時に「コケコッコー」と一番鶏の鳴き声。(実はモノマネの上手な村人が石段完成を阻むために鳴き真似をした)
鬼たちはあきらめて、以後村人の前に姿を現さなかったということだ。
その後、鬼が来なくなって何か心寂しく感じた村人たちが、年に一度鬼の真似をして村中を回り歩く様になったのが、なまはげの始まりだという説もあり。
大将:あれ?なまはげって神様の使いじゃなかったのか?
るむ:伝承館ではそう言われたよね。
ピッキー:まぁ、伝説なんていろいろあるんでないんかい?
Pi-子隊長:皆、お遊びはここまでだ!次なる任務・・・鬼が積み上げたと言われる999段の石段を上がり、五つのお堂をお参りするのだ。
まる子:私はここで待ってる・・・げほげほげほ
まるちゃん、体調不良により
名誉の撤退を表明。
マコ:オレも下で待ってるわ。なんかちょっと疲れてるし。
マコちゃんも疲労により
名誉の撤退を表明。
もしかすると、まるちゃんに付き添ってあげたかったのかもしれない・・・
美しい夫婦愛がかいま見えるひとときだ。
もしくは
二人でいちゃつきたかったのかもしれないが・・・そのことは知る由もない。
ともあれ、私、隊長、るむちゃん、大将の4人は999段の石段を征するべく出発!
鬼が作ったという伝説の残る階段だけのことはある。
石段の形も高さもバラバラで非常に登り降りが困難だ。
・・・が、その時、すれ違いざまに
スカート&ハイヒールの女性が我々の脇を通り過ぎた。
るむ:・・・あの人、あの格好で上って、下りてきたんだよね?
Pi-子隊長:すごいツワモノだよね。
さぞや名のある冒険家に違いない。
ご芳名を伺いたかったところだ。
我々はさらに上を目指して上る、上る・・・
Pi-子隊長:あっ、鳥居が見えてきた。もう少しじゃない?
るむ:階段は歩きづらかったけど、999段、意外と短かったね?
Pi-子隊長:・・・そう? (^_^;
さすがは体力派るむちゃん。
そして鳥居の横に古びた井戸を発見!!
Pi-子隊長:怪談にふさわしい井戸だね。
この井戸は「姿見の井戸」と呼ばれており、井戸を覗き込んで、自分の姿がぼやけるとは災難不幸に遭い、全く写らないとその年のうちに死ぬこともあると言われている。
そ〜っと覗いてみると・・・
姿が写らない!?
Pi-子隊長:いや〜、ま〜、今日も曇ってるからね〜。写らなくてもしようがないよね〜。
などと言い訳をしながら、その上の五社堂を目指す。
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姿見の井戸 | 姿が写・・・らない |
井戸より数段上がり、鳥居をくぐるとそこには大小の五つのお堂が見えてきた。
大将:5つ揃って〜五社堂!!(笑)
ピッキー:バンバラ、バンバンバン♪
(元ネタ:ゴレンジャー。このギャグが分からない人は近くのおじさんかおばさんに聞いてみてください。)
現存する五社堂は、1710年(宝永7年)に建てられたものである国指定の重要文化財になってます。
一通り5つのお堂をお参りすると、戻ることにした。
どっかの滝の時と同様、行きはまだよいが、帰りは足ががくがく((
茨城・福島編参照)
さて時間もそろそろ夕方に近づいてきた。
ちゃきちゃき次の目的地に向かわなければならない。
次の目的地はゴジラ岩がある潮瀬崎。
単に海岸の岩場にあるある、岩の形が見る方向によってはゴジラに見えるというありがちなパターンなのだが。
マコ:どれが「ゴジラ岩」なんだかよく分からないな。
Pi-子隊長:看板によるとこの辺が撮影スポットらしいんだけど・・・あっ、あれじゃん?
Pi-子隊長の指の先にはゴジラ?と思われる岩が。
事前に見た写真(看板の写真と同じ)では夕暮れ時のシルエットだったのでよく分からなかったのだが・・・ゴジラと言われればゴジラに
見えないこともないし、違うと言われれば違うような気もしなくもないかも。
Pi-子隊長:(看板の写真)
超ベスト気象条件の日にスゴ腕のカメラマンさんが撮ったのかねぇ?
まる子:CGなんじゃない?なんかできすぎだよ。
と言いながらも、写真撮影に興じる一同。
確かに看板の写真はよくできているが、天気のよい日の夕焼けならそこそこゴジラっぽく写るのかもしれない。
残念ながら今回は曇っているのでそれは不可能だが。(雨じゃないだけよしとしたい by Pi-子)
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撮影者の腕がいいのか、それともCGか!? | ゴジラ岩征服!の隊長と携帯が気になる大将 |
Pi-子隊長:よし、では全員でゴジラ岩の征服へ行くぞ!!
し〜ん
まる子:さっき休んだけど、まだ本調子じゃないから、岩登りはやめとく。
るむ:私はあっちの灯台の方へ行ってくる。
大将:なんかオレの携帯調子悪くてさ。メールの発信はできるけど、着信ができないんだよね。
ピッキー:なんか一方通行な携帯だね。でも、これって半年ぐらい前に機種変したばかりじゃなかった?
Pi-子隊長:・・・いいよ、1人で行ってくるから。
ここでも勿論 チームワークのよさを発揮する Team Adventure
結局、私とPi-子隊長がゴジラ岩征服を企むが、ゴジラ岩にたどり着くまでに深い溝が見られたこと
無理して乗り越えて無理して上ったら大ひんしゅくをかいそうなので、仕方なく断念。
るむさんは海にむかって1人でたそがれていた。
今にも入水しそうな雰囲気だったのは、車を思う存分運転できなかったのが悔しかったからだろうか・・・。
マコ:あっ、いけない!?
ここでマコちゃんが極めて重大なことに気がついた。
マコ:今の時間、五時ら(ゴジラ)・・・って写真撮ろうと思ったら5分過ぎちゃった。
一同:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ささ、次の目的地に行くとしよう。
(ピッキー)
(お役立ちリンク) |
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子供から大人まで楽しめる男鹿水族館GAOのサイト。館内マップ、イベント情報、交通情報などお役立ち情報だけでなく「豪太のおもしろ日記」もあります。 白熊・豪太くんの動画がサイコーにかわゆい!! |
赤神神社 五社堂 |
5つ揃って〜五社堂!の公式サイト。五社堂の歴史、由緒がよく分かります。レトロチックなスライドショーも必見!
本文中では五棟の社殿についてあまり触れませんでしたが、江戸時代の中頃建てられたもので国指定建造物となっています。 |