東海道線快速「アクティー」に乗って湯河原へ到着。
こなつ:東京駅から1時半ぐらいか、意外と近いんだね。
Pi-子:そうだよね〜、湯河原ってギリギリまだ神奈川なんだよね 、静岡って気がするけど。・・・さて、sadaちゃん、来てくれてるかな。
改札を出て、駅のロータリーをきょろきょろしていると・・・いたいた!
Pi-子:sadaちゃん、久しぶり!!
sada:おう、久しぶり。・・・と、初めまして
こなつ:初めまして、お噂はしずるよりかねがね。
sada:どこか行きたい所ある?車で来てるから案内するよ。
Pi-子:まさに考え中だったんだよね。お薦めスポットある?
sada:う〜ん、そうだな・・・「さつきまつり」は来週だけど、ツツジ咲いてるかな?星ヶ山公園の「さつきの郷」へ行ってみようか。
Pi-子:ふ〜ん?よく分からないけど、そこ行ってみよう!
まずはsadaちゃんお薦めの「さつきの郷」へ行くが・・・
こなつ:・・・来週お祭りやるにしては、あんまり咲いてないね。(^_^;
5分咲きどころか3分咲きくらいかな?
他人事ながら来週のお祭りが心配になってくる。
Pi-子:"さつき"っていうぐらいだから5月の花だと思ってたんだけど。
こなつ:もう6月だよね。(^_^;
sada:ここんとこ寒かったからな・・・メールでも書いたけど、ホタルも遅いらしいからあんまり期待するなよ。
ちなみに"さつき"というのは"ツツジ"の一種、「さつきつつじ」を略した名称だって知ってました?
それから"ツツジ"を漢字で書くと"躑躅"になります。(書けない・・・)
sada:ツツジはともかく、あっちから相模灘が一望できていい景色だよ。行ってみる?
sadaちゃんの後についてみどころスポットへ。
ツツジはあまり咲いていませんが |
相模灘を一望 |
Pi-子:おおっ!
こなつ:わ〜、きれ〜い。
sada:なっ、いい眺めだろ?
さすが原住民(地元民ともいう)のお薦め。
真鶴半島と伊豆諸島が両方見られる。
これでツツジが満開だったら言うことなしだったんだけど・・・(←それは言わないお約束でしょ!?)
「さつきの郷」の石碑(題字:五月みどり)
Pi-子:こんなにきれいな景色ってあんまり遭遇しないな。いつも雨とかガスとかで見えないこと多くて・・・(T_T)
こなつ:私は逆でいつもカンカン照りってことが多い。(^_^;
sada:そういや、雨女のPi-子が来たのに天気がよくてよかったよ。
Pi-子:こなつちゃんの勝ち?いや、勝ってくれていいんだけど。でも、湯河原へ来て雨降ったことないんだよね。
sada:あんまり荒れる所じゃないから、ここは。温暖な気候ってのが売りでもあるし。温泉もあるし、おいしい海の幸も食べられるし。そのせいか有名人の別荘とか、リタイア後に
引越してくる人も多いんだよ。五月みどりも湯河原に住んでて・・・あっちの「さつきの郷」の石碑は五月みどりが書いた字を題字にしてるんだよ。
近くまで行って見ると確かに「題字 五月みどり」と書いてある。
実は「湯河原さつきの郷づくり実行委員会」の名誉会長をしていていて、この星ヶ山公園を「さつきの花」で埋めようと何万株ものさつきを植栽したのだそうだ。
来週の「さつきまつり」でも「さつきの郷で愛を誓う」宣誓式で立会い人を務めるとか。
こなつ:(パンフレットを見ながら)
「五月みどりさんの立会いのもと、普段の生活ではなかなか言い出せない、
愛・想いを誓ってみませんか?」だって。Pi-子、来週も来れば?
Pi-子:いい、普段の生活で言いたいことは言ってるから。
愛の誓いではなく、文句ですが。
sada:次に行きたい所はある?
Pi-子:そしたら、ここ行きたい「しとどの窟(いわや)」。洞窟マニアとしては小さくても"窟"とつくところには行ってみたい。
sada:ここ(さつきの郷)
とはまるっきり反対方向だけど、車だしいいか。あ、でも車降りてからちょっと山道歩くぞ。
こなつ:え〜、山道!?行く前にちょっと休みたいなぁ・・・血が足りなくなってきた。(×_×;)←貧血
Pi-子:しょうがないなぁ、私なんか定期的に血抜きしてるぐらいなのに(献血のこと)
そしたら一旦ホテルにチェックインして、一休みしようか。
sada:じゃあ、ホテルまで行って、おいらはしばらくしてから出直すよ。ユタカも後から合流できるはずだし。
予約を入れておいた「桜園」でしばらく休憩をとり、こなつちゃんがどうにか再生してから「しとどの窟(いわや)」へ。
sada:こなつちゃん、大丈夫?
こなつ:ん〜、たぶん・・・着くまで寝てていい?
sada:いいよ、この車のシート、180度フラットになるから。
こなつ:じゃ、お言葉に甘えて・・・よいしょ、と。
では、着くまでに「しとどの窟(いわや)」についてお話しましょう。
平治の乱に敗れ、伊豆に流されていた源頼朝は、治承4年(1180)、平家打倒の兵を挙げるが、石橋山の合戦の大敗。
敗北後、主従わずか7名で山中に逃げ込み、この「しとどの窟」に隠れたのである。
また、当時平家方についていた梶原景時に発見されるが、景時はわざと見逃し、頼朝を助けたという逸話が残っている、由緒正しい(?)洞窟。
sada:着いたよ〜、っていういか、この先は車で行けないから徒歩になるけど・・・こなつちゃんどうする?
Pi-子:気分悪ければ車に残ってる?
こなつ:・・・せっかく来たんだから行く。
車から降りるとトンネルがあり、そこを過ぎると「しとどの窟」の案内標識を発見。
案内に沿ってさらに進むと道幅は細く、徒歩でしか通れないような道がつづら折に続いていた。
急な下り坂、辺りはうっそうと木々が茂る、両側に石灯籠とお地蔵さんが並んでる・・・夜、一人ではちょっと来たくないかな。
なんて思いながら、つづら折の道をひたすら下る。
こなつ:どこまで続くんだろう・・・行きは下りだからいいけど、帰りは上るんだよね。
確かに行きはよいよい、帰りは〜♪・・・ってとこ?
Pi-子:あ、ほら、案内標識があるよ。あと400メートルだって。
sada:それちょっと違うぞ。よく見てみろよ、400百米だから、あと40,000mってことだ。
Pi-子:ってことは40km!?ちょっと徒歩じゃキツいでしょ。(笑)
こなつ:これ、彫ってあるから訂正できなくなっちゃったのかね?
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sadaちゃん一人がやっと(?)の細い道 |
あと400百米 | |
さらに400百米(笑)の道を歩いていく。
薄暗い林の中の滑りそうな道、加えて急な下り坂なので、大した距離でもないのに足がガクガクになりつつある。
そして、歩き始めてから15分?20分ぐらい?すると「しとどの窟」と書かれた案内板が出てきたのでここが目的地らしいが・・・目の前には大岩?どっちに行けばいいのかな?
sada:こっち、こっち〜!横に細い山道があるからそこ通って来て〜!
少し先を歩いていたsadaちゃんの声がする方、本当に細い山道をぐるっと回るように上っていくと目的地「しとどの窟」へ到着。
写真で見てたけど、思った以上に奥行きの浅い窟。
そして窟内にはいくつもの石仏(お墓?)が安置されていて・・・霊感のある人には不向きなスポット・・・なのでしょうか?
窟の上から水が流れ落ちている様はすがすがしく、清涼飲料水のCMになりそうな感じですが。
しかし、まぁ、これだけ奥行きの浅い洞窟、上からは水が落ちてくる。
頼朝はこの環境でよく数日間も身を隠していたもんだ・・・と思ったけど、関東大震災で入り口付近が崩れたため、かなり浅くなってしまったんだとか。
時代は平安末期だからね。そりゃ環境も変わるでしょう。
ちなみに「しとど」とは鳥のことで(鵐・巫鳥)頼朝が洞窟に入る時、しとどが飛び立ったことからこの名が付けられたそうです。
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「ししどの窟はどこ?」行く手を阻む(?)大岩 |
窟の上から水が流れ落ちてくる水 (画像にマウスを合わせてみてね) |
帰り道(ひたすら上り)死にかけてるこなつちゃんを暖かく 見守るお地蔵さん |
当然、来た道を上って戻る
こなつ:・・・・・・・・・・・・・・・・・・m(_ _;m)
sada:こなつちゃん、生きてる?
Pi-子:う〜ん、ダメっぽいね。こなつちゃん、これからご飯へ行くよ!
こなつ:・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Pi-子:ダメだ。ねじきと違って食べ物でつられないなぁ。
sada:ユタカも待ってることだし、とりあえず出発しよう。こなつちゃん、車の中で寝てていいから。
こなつ:ユタカ・・・さん?
Pi-子:うん、一言で言うと。「ちょい悪セクハラオヤジ」かな。(笑)
こなつ:ちょい悪はともかく、セクハラ!?
Pi-子:ま、会えば分かるよ。
ユタカさんと待ち合わせの「マリン馬」へ
Pi-子:お〜、ユタカさん、久しぶり〜!
ユタカ:お〜、Pi-子、元気だったか〜!
Pi-子:あっ、こっちはこなつちゃん。しずるが土・日休めなくない部署に異動になっちゃったから今回は来れなくて。
ユタカ:あいつもたいへんだな〜
こなつちゃんの紹介他、積もる話も始まり、料理もそろった頃・・・忘れないうちに出しておきましょうかね。
Pi-子:じゃ〜ん、これキリ番30000ゲット記念品!!
sada:え〜、お祝いはいいって言ったのに。
Pi-子:でも、これ、私にはサイズ合わないし。もらってもらえないと困るんだけど。
sada:じゃあ、お言葉に甘えて・・・って、これ、おれにも大きいよ!
Pi-子:あ〜、まぁ、大は小を兼ねるってことで。
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キリ番30000ゲット記念 秋田で購入したなまはげTシャツ |
なまはげキティストラップ | |
「マリン馬」でたっぷり飲み&食い&話したので、そろそろホタル狩りに。
sada:ホタルいるかなぁ。とりあえず川の方へ行ってみるか。
車は川の近く、ほぼ真っ暗な場所で停車。
車のライトを消すと本当に真っ暗になった。
Pi-子:川、こっちだよね。ガードある?なくて川にどぼんするのはイヤだな。
sada:確かあった・・・はず。足元には気をつけて。
ユタカ:あ、あそこ、今光った!
こなつ:え、どこ?
ユタカ:そこ、木の枝にところに数匹いるっぽい。
ホタルは・・・撮れません |
若干、目が暗いのに慣れてきたので木の枝らしき物体の方を見ると・・・おおっ、黄緑色の光が1つ、2つ・・・
Pi-子:よかった、ホタル、出てきてくれて。
こなつ:私、ホタルってこうして見るの初めてかも。感激。
Pi-子:そうなの?田舎の子なのにね。
こなつ:Pi-子だって人のこと言えないでしょ!?
注:ほたるはきれいな水のある場所でないと生きられないので、田舎だからいるというわけではありません。
手賀沼や霞ヶ浦じゃ、いないか・・・(両方ともここ数年でだいぶよくなってきたんだけど)
Pi-子:写真・・・撮れるかな?(ぱしゃ!)
sada:フラッシュたいちゃダメだよ。
Pi-子:あっ、フラッシュがオートになっていたので・・・よし、これでフラッシュ禁止。もう一度(ぱしゃ!)
こなつ:撮れた?
Pi-子:う〜ん・・・全然ダメ。真っ暗だ。
ユタカ:ホタルを撮るのは難しいべ。こうゆうのは目で見て楽しめ。
とは言われたものの、あきらめきれずに何回か写真撮影にトライするが、うまくいかず、結局は目で楽しむことにした。
黄緑色の光がふわふわと飛び交い、幻想的な世界。
街灯なんかが全然ない時代にはもっとよく見えていたんだろうな。
ユタカ:数が多ければもっときれいなんだけどな。
sada:万葉公園へ行ってみるか。あそこのホタルは幼虫まで飼育され、その後放流されてるから数はこっちよりいるかもしれない。
そうと決めたら、さっそく万葉公園へ移動
「ほたるの宴」開催中だからか、万葉公園の入り口にホタルの幼虫→成虫になるまでを説明するボードがあった。
Pi-子:ホタルって遠くで光を見ているときれいだけど、幼虫の写真とか見せられるとあまり美しくないね。(^_^;
こなつ:私は虫がダメだから見ないことにする。(-_-;)
おや、ホタルのボードの先に小さな洞窟?・・・いや、トンネルを発見。
sadaちゃんとユタカさんが階段を上っていくのが見えたが・・・いや、その、
ちょっとだけよ。
こなつ:あれ?Pi-子、どっち行くの?
Pi-子:すぐ戻るから。ちょっとだけ好奇心で洞窟・・・じゃなくて、トンネルの向こうには何があるのかな〜、と。
はぐれるのはマズいな〜、でも携帯あるし・・・と思いつつ、洞窟マニアの血が騒ぎ、トンネルを突き進む。
トンネルを抜けると小さな滝を発見。
Pi-子:いいねぇ、穴と滝ってけっこう私好みの組み合わせ。
こなつ:トンネルでもいいの?
Pi-子:こうゆう地味なトンネルは好きなんだよね。
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ホタルの幼虫→成虫になるまで | トンネルを抜けると小さな滝がある |
写真撮影を終え、トンネルとマイナスイオン(滝)も満喫したので、トンネルを引き返そうとした時
がしっ!!
突然、腕をつかまれたこなつちゃん!?
こなつ:!!!!!??????(声にならない叫び)
・・・あ、ユタカさんか。びっくりしたぁ。
Pi-子:どうしてこっちから出てきたの?
ユタカさんたち、さっき、階段を上って別の方向へ行きませんでしたっけ?
ユタカ:トンネルと階段、どっちを通ってもこの先で同じ道につながるんだよ。オレとsadaが階段上っていって、ついてくるんだろうと思ったら来ないからさ。
sada:どこへ行ったんだろうと思ったら、声が聞こえてくるじゃん、で、こっちに来てみたワケ。なんでトンネルの方へ行くんだよ?
Pi-子:いや、ほら「穴があったら入りたい」っていう言葉もあるじゃん。
sada:・・・それ、絶対使い方が間違ってるって。
では、万葉公園の奥、ホタルを目指して進みましょう。
Pi-子:う〜、暗いねぇ。やっぱりどこへ行くにも川口浩が必要だな。
こなつ:川口浩・・・ヘッドランプのことか。
ユタカ:あ〜っ、こっち、こっちに来てみなよ!
こなつ:ホタルいた?
ユタカ:もっといいもの!!
ユタカさんの指差す先には・・・
露天風呂!?
Pi-子:誰もいないじゃん。
ユタカ:さっきまでいたんだよ。あれ、絶対女だよ、しかも若い女。
ユタカさん、すごくうれしそうだ。(-_-;
しかしながら、ユタカさんの期待とはうらはら
しばらく張り込み(?)を続けるが誰も出てこず。
Pi-子:ホタル見にいこ。ここにじっとしてると蚊にさされそう。
こなつ:そうだね。
ユタカ:・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ユタカさん、ちょっと未練がありそうだったが、先へ進む。
鳥居の向こうにお狸さま・・・と思ったらsadaちゃん |
しばらく行くと、今度は鳥居のトンネルを発見。
Pi-子:なんか京都の伏見稲荷みたいだね。
こなつ:お稲荷さんかね?キツネ憑きのしずるが喜びそう。
sada:違う、違う。ここのはキツネじゃなくと狸を祀ってるんだよ
お稲荷さんは全国にあるけど、狸を祀っている神社とは珍しい。
sada:昔、傷ついた狸が湯河原温泉で傷を治し、その後、人に化けて近隣の人々に伝えたって言い伝えがあるんだよ。
Pi-子:なるほど、キツネマニア(誰とは言わないが)
がっかりのお狸神社なんだ。奉納するのは油揚げではなく揚げ玉?
こなつ:緑のたぬきか!?
お狸様を祀る"狸福神社"を過ぎて、やっと「たぬきの宴」・・・間違えました、「ホタルの宴」会場となっている花木園へ。
花木園ではライトアップを極力抑え、ほたるの光を見る為、照明は足元灯のみとなっているので、ちょっとムーディー。
こなつ:ホタルもいいけど、この足元のライトアップだけでも幻想的。
ユタカ:あっ、こっち、こっち。
Pi-子:また女湯?
ユタカ:違うよ、今度はホタルだよ。
確かにさっきの川よりは若干ホタルの数が多いかな。
暗闇の木々の中で舞うように飛ぶホタル。
モゾモゾ・・・再びカメラを取り出し、撮影を試みるが・・・ダメだ、やっぱり写らない。
sada:Pi-子、今だ!!
Pi-子:え?
sadaちゃんの手元を見ると、なんとホタルをゲット!!
Pi-子:ホタル、つかまえちゃいけないんじゃないの?
sada:写真撮ったらすぐに放すから。早くしないとどっか行っちまうぞ。
Pi-子:あ、うん。(パシャ!)
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足元だけのライトアップ | ホタルの光 |
急いで写真を撮ると、シャッターをきった瞬間に飛び去って行った。
sada:撮れた?
Pi-子:え〜と・・・こんなに真っ暗な中だとデジカメのモニターの光が目に痛い。後で確認する。でも、まぁ、こうゆうこと言うのもなんだけど、
ホタルは遠くから幻想的な光を見るのがいいもんであって、間近で見るもんじゃないね。
sada:そりゃそうだ。ケツが光らなければただの黒い虫だもんな。
こなつ:「黒い虫」なんて言うと私の一番嫌いな「黒い虫」を思い出すからヤメて!
Pi-子:ああ、ゴッキーね。前にボルネオで光るゴッキー、"ゴールデンコックローチ"一緒に見たじゃん。
こなつ:やや、その話やめよう!
ユタカ:さ〜、ホタルも堪能したことだし、もう1軒ぐらい行くか。
こなつ:あ〜、ごめん。私はちょっと休みたい。明日の為に体力をとっておきたい・・・m(_ _;m)
sada:じゃあ、また明日にするか。ホテルまで送るよ。
sadaちゃんにホテルまで送ってもらって、その日は就寝でした ZZZ{(-.-)} {(_−*)}.。oO
(Pi-子)
本日のお宿: ホテル桜園
建物は昭和な感じでしたが、温かいおもてなしがうれしいお宿です。