勝沼ぶどう郷駅に到着すると、まずは
水分補給!
ずらっと並ぶ自動販売機・・・う〜ん、どれにしようか迷うな
迷っているところに、なんと
セブンティーンアイスを発見!!
喉が渇いている時はやはり水かお茶系・・・ということはわかっているのだが、ついついグレープシャーベットを購入!
Pi-子隊長:甘いモノ食べるとよけいに喉が渇くんじゃない?
いいんだ、シャーベットだから。
それに勝沼
ぶどう郷駅と
グレープつながりということで。
マコ:ここから車まではどうやって行くつもり?
Pi-子隊長:ここから大善寺まで歩いていけなくもないけど、暑くてバテそうだからタクシーでいっちゃおう!
その意見に反対する者などいるわけもなく、駅前のタクシー乗り場に移動。
しかし、タイミングが悪かった。
どうやら電車が着いたばかりのようで、タクシー乗り場は行列ができていた。
ただいまぶどうのシーズンど真ん中。
天気もよすぎるぐらいよかったので、ぶどう狩り&ワイナリー巡りという人も多いのかもしれない。
大善寺まで歩いていけば1時間ちょいぐらい?
最悪徒歩でも戻れないことはないが、できれば避けたいところだ。
真夏並みの日差しが我々を襲う。
10分ほど待ったところで空車のタクシーが1台やってきた。
Pi-子隊長:車のキー貸して
ピッキー:うん?
ポケットから車のキーを取り出しPi-子に渡す。
Pi-子隊長:じゃ、先に車に帰って、車内を冷やしておくから。
なんかうまく言いくるめられたような気もするぞ。
が、Pi-子、まる子、マコが先に来た車に乗り込んでいるうちに、もう1台空車がやってきたので大将と2人、タクシーに乗り込んだ。
(前の車の中)
マコ:あ、空車が来たみたいだよ。タイミング的に「前の車を追ってくれ!」とか言ってそうだよね。(笑)
Pi-子隊長:ありがち〜!(爆)
(後ろの車の中)
ピッキー:暑いですね〜
運転手さん:本当、暑いですよね〜
大将:タクシー来てくれてよかったよ。来なければ歩くか〜なんて話もしてたから。
運転手さん:大善寺まで?いや〜、それはやめて正解ですよ。この暑さじゃあ。
マコちゃんの期待(?)を裏切って悪いが、後ろでは意外とまともな会話をしていた。
こんな会話をしているうちに車は渋滞につかまった。
運転手さん:おかしいな〜、こんなにいつも混まないのに。
ピッキー:うちらが大善寺まで来た時にはこんなに混んでなかったのに。
運転手さん:こら勝沼インターに向かう渋滞だな〜。
帰路は覚悟したほうがよさそうだ・・・(^_^;A
どうにかこうにか大善寺まで戻ってくることができたがタクシー代1,000円強なり。
普段は1,000円かからないのだと、運転手さんは申し訳なさそうに言っていたが仕方がない。歩くよりはましである。
ようやくWISH号に戻り一息
Pi-子隊長:1時かぁ・・・お昼どうする?
大将:食べられないことはないけど、がまんできないほど腹へったというわけでもないな。
「暑くてあまりお腹が減っていない」という意見が多かったので、フジッコワイナリーに向かうことにした
・・・というのは建前で、実はまる子姉さんの顔に
「早くワインを飲ませろ!」と書いてあったのである。
ああ、すばらしき皆の気遣いだ。
ワイナリーへ向かう道は空いていたが、反対車線、勝沼インターに向かう方面はかなりの混雑。
タクシーの中から見た時よりも渋滞の列が延びている気がする・・・
かなりゾッとするが、気にしてもしようがない。
まずは目の前のことを楽しむとしよう。
マコ:次の信号で左へ曲がってください。
添乗員をやっている頃に何度となく訪れたというので、マコちゃんにナビをしてもらいながら向かう。
途中、いくつかのぶどう園を通りかかったが、オバさ・・・いや、お姉さんたちが「こっち、こっち」と手招きをしている。
あんまり行かないけど、夜の歓楽街な雰囲気?
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いつものことですが、飲んだくれるまる子&マコ夫妻 |
ぶどう園の誘惑(?)を振り切ってフジッコワイナリーに到着。
受付で「運転手は誰や?」と聞かれ、手を上げるとすかさず"運転手シール"を貼られた。
まあ、飲酒運転が厳しくなったというご時勢でもあるが、シールを貼られなくても飲酒運転する技術も根性もない。
マコ:う〜ん、豊かなコクと厚みがありながら、タンニンは軽やかでバランスがとれた味だね。
まる子:こっちのはフルーティで飲み口がいいけど、ちょっと甘すぎかな。
「ソムリエ」か「神の雫」ですか?という感じで批評をするまる子&マコ夫妻。
この風景もだいぶ見慣れてきたな。
その間、自分はひたすら杏仁豆腐を食べまくり!!
モトとったるで〜(無料だが)
いや、お世辞ぬきで杏仁豆腐がなかなかうまい。
意外と「やめられない、止まらない」「開けたら最後。You can't stop.」という感じ。
しかしフジッコの杏仁豆腐は残念ながらスーパーではあまり見られない。
うむ、近所のスーパーに仕入れるようにアンケートを書いて投書すべきか。
マコ:この杏仁のタレにちょっとワインを混ぜてもうまいんですよ。
皆の生命を預かるドライバーである以上、今はできないがそれもいいかもしれない。
しかしながら、この辺で甘味の限界と言うべきか、口の中が甘々になってきた&お腹が脹れてきたのでリタイヤ。
水戸黄門ではないが「(助さん、格さん)もういいでしょう」
今日はこの辺でかんべんしてやる。
ま、お土産に買っておいてやるか。(タカピー)
車を借りたので、お礼に実家へ2袋、自分用としてうちに2袋、合計4袋をご購入。
まる子:杏仁豆腐買ったんだ。
ふとレジで横をみるとまる姉さんがワインを購入中。
いつぞやの買い物ツアーを思い起こさせる
気前のいい買いっぷりだ!(
日本一!?お買いもんミステリー参照)
じゃあ、次は「ジャンボ鶴田園」へ・・・移動しようとした時
ここでアクシデント発生!!
Pi-子隊長:あいたたたた・・・急にお腹が・・・痛い・・・
Pi-子隊長が猛烈な腹痛に襲われたらしいのだ。
何か拾い食いでもしたのだろうか?
お腹が減ったならそういってくれればよかったのに・・・
まる子:大丈夫?お腹の中アルコール消毒する?(ワインで)
実にまる姉さんらしい励ましの言葉だ。(^_^;
Pi-子隊長:え・・・それはやめとく。まぁ、耐えられないほどではないので、様子をみるよ。
ということで痛みが一時的なものならいいのだが・・・
とりあえず次の目的地、ジャンボ鶴田園に行き、そこで痛みが引かなければ病院送りか、撤収ということもやむをえない。
次の目的地、ジャンボ鶴田園までは若干距離があり・・・といっても車なので移動にかかった時間は15〜20分だっただろうか。
幸い渋滞も無く到着。
この間に昼食をとる予定だったが、フジッコの杏仁豆腐の食べすぎでお腹が空いていない&隊長は腹痛でそれどころではなくなっていた。
Pi-子隊長:私、車の中で待ってるからぶどう狩りしてきていいよ。
まる子:ぶどう狩りする?私はお土産用のぶどうが買えればいいよ。
大将:おれはぶどうが食えればそれでいいかな。
というわけで、ぶどう狩りはせず、お店の人に欲しいぶどうの数を伝え購入。
お土産用とはいえ、すでに収穫済みのぶどうではなく、畑でもぎたてをいただけるというので、しばし待っている間、試食用のぶどうをくれた。
やっぱり巨峰はまいう〜
しかも取れたての甘さは違います。
お店中には往年の鶴田氏の写真や賞状などが飾られていた。
個人的にプロレス大好き人間ということでもなかったが子供の頃はよく土曜日、日曜日はよくTVのプロレス中継を見ていたものだ。
鶴田氏も早すぎる死ではあったと思うが(享年49歳)、考えてみるとジャイアント馬場氏やブロディ氏など、当時TVで見ていたレスラーで亡くなった方も結構いらっしゃるなぁ・・・と改めて思う。
まさに命を削っていたのでしょう。
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ジャンボ鶴田園 | たわわに実る巨峰 |
お店の人:おまたせしました〜
お土産用のぶどうを梱包して持ってきてくれたのは鶴田氏の実兄と思われる大柄な方だった。
顔もレスラーの鶴田氏に似ている!(おそらく本人に言わせれば弟が俺に似たんだということでしょうが)
体格もしっかりしていて、お兄さんも何かスポーツをされたのかもしれません。
忙しそうだったので、あまり言葉は交わしませんでしたが、やさしそうな笑顔が印象的でありました。
この後、昼食と温泉を予定していたが、隊長の体調と帰りの渋滞が気になり、帰路を急ぐことした。
行きの逆を行く中央道ルート、東名道ルート・・・どちらにせよ渋滞は覚悟しなければならないのだが・・・
ここで元添乗員魂のマコちゃんが決断!
マコ:同じ渋滞でも3車線ある東名道の方が流れが速いし、さらに中央道の場合は八王子から先の国道16号も大渋滞が予想されます。
このため、遠回りながら東名を通るルートで帰ることに決定。
勝沼ICより中央道に乗り、初狩PAで遅めの昼食。
まるちゃんはほうとう、大将、マコちゃんはそばに舌鼓。
腹痛の隊長、杏仁豆腐の食べすぎの自分は未だ食欲無し。
どうやら晩御飯と一緒になりそうだ。
その後、大月から富士河口湖方面に向かう。
この頃から天気も曇りがちになり、またもや富士山が見えなかった。
パラグライダー&樹海ツアーといい、お買い物ツアーといい、これだけ山梨へ来てるというのに富士山が一回も見えないとは・・・何かの呪いだろうか?
河口湖周辺までは渋滞もなくスムーズに通過。
しかし富士五湖バイパスにのってから
まさかの大誤算の大渋滞が発生。
交通情報によると事故があり、片側通行になっていたのでこれが原因と思われる。
とにかく
歩いたほうが早いんじゃないか?と思うくらいの混み様で、御殿場まで来た時にはすっかり日も落ちていた。
しかし、それでも渋滞は終わらない。
御殿場から東名に入ってもそこから海老名まで大渋滞。
これだけの大渋滞も予想GUYだが、さらにもう一つの誤算が・・・
それは
ガソリンの消費だった。
Pi-子実家から車を借りた時にはほぼ満タン近く、近距離ということもあり、やや油断があったことは否めない。
途中で警告ランプが付いたため、緊急処置としてエアコンを切ることにする。
昼間よりは涼しくなってきたとはいえ、まだまだ蒸し暑く、渋滞中の高速の上ではエアコンなしでは結構キツい。
しかし窓を開ければ排ガスが容赦なく我々を襲う。
結局、窓を開ける→排ガスに耐えられなくなる→窓を閉める→サウナ状態に耐えられなくなる→窓を開ける→排ガスに耐えられなくなる→・・・
という、究極の選択を繰り返しながら、なんとか海老名SAに到着した。
ピッキー:あ〜、幕張→日野までの6時間渋滞の時よりしんどい・・・
Pi-子隊長:運転お疲れ。勝沼ICにのったのが、だいたい3時ぐらいだっけ?今、8時過ぎだから5時間か・・・もっとも途中で休憩とったけど
途中からエアコンなしの苛烈な環境だったため、疲労度1.5倍増しといったところだ。
大将:でも海老名のガソリンスタンドがやっててよかった。これで閉まってたら、本当、どうしようかってところだよ。
マコ:道路状況のモニターを見るとこの先は渋滞の赤ランプがついてないから、もう大丈夫だと思う。
Pi-子隊長:ガソリンも渋滞も、もう大丈夫かと思うとお腹が減ってきたな。
まる子:Pi-ちゃん、お腹の具合はどう?
Pi-子隊長:うん、もうほとんど平気。お騒がせしました。(^_^;
ガソリン、渋滞、Pi-子隊長の体調、問題は一段落したようで、やれやれといったところ。
おれもさすがにお腹が空いてきたのでラーメンを食べる。
初狩PAで遅めの昼食をとったマコちゃん まるちゃん 体調7割復活のPi-子隊長は軽食だったが、大将もラーメンをしっかり1人前。(まさに無限の食欲)
マコ:「牧場直送ソフトクリーム」が食べたかったんだけど、もう閉まってる。あ〜、少し早く着いてればな〜
元添乗員マコちゃんお薦めのソフトクリームが食べられなかったのは非常に残念。
これだけ渋滞していたのだから営業時間を延長して欲しかったところだ。
海老名から道は空いてきたものの、さすがに精鋭を誇るTeam Adventureもお疲れモード。
ここでさらに追い討ちをかけるように雨が・・・
うむ、やはり隊長の体調(くどい?)とリンクしているのだろうか?
今日の降水確率は10%ぐらいだったというに・・・いつどこにいても油断できないことがこれで明確になった。
第2の世界征服秘密基地(別名:まる子&マコ邸)にたどり着いた時刻は22時をまわっていた。
まる子:いや〜、お疲れさまでした。もし疲れてたらうちにもう一泊してもいいよ。
Pi-子隊長:そうしたいところだけど、明日はお父さんが車使うって言ってたから今日中に返さなきゃ。
ピッキー:今日中に帰れるかどうかがビミョ〜なとこだけどさ・・・でも、もうちょっと休ませてm(_ _;m)
初めは今日の旅行について真剣に(?)反省会が行われていたのだが、話題は少しずつズレて行き・・・
大将:この間、数年ぶりに仕事で川崎へ行ったんだけど、あの辺もきれいになっちゃったね〜。「堀の内」なんかもうなくなっちゃったのかな?
マコ:いや、堀の内はまだ健在ですよ。もっともお店はずいぶん変わちゃったかもしれませんけどね。
川崎は日本橋を起点とする東海道の品川に次いで2番目宿場町であり、さらに川崎大師の参拝客で賑わう街でした。
人が集まるところには飲食店が宿屋が、そして歓楽街というものができていくものでして・・・堀の内は江戸時代から幕府黙認の
花街だったワケで、それが今も続いている場所なのです。
大将:そうかもね。以前「A」ってお店接待で行ったことがあったけど。
マコ:あ〜、あそこね。今は「S」ってお店になってますけど・・・
ここからマコちゃんの川崎・裏風俗情報独演会が始まってしまった。
初めはPi-子隊長、まる姉さんもあまり かいま見ることのない男の世界を「ふ〜ん、そうなんだ〜」なんて言いながら聞いていたが、あまりのマコちゃんの詳しさにまる姉さんの目つきがしだいに鋭くなってきた。
まる子:ふ〜ん、やけに詳しいんだね〜
マコ:えっ、いや、仕事だよ。仕事で接待は付き物だしさ〜・・・(^o^;
釈明(?)を始めるマコちゃん。
Pi-子隊長:そろそろ日付が変わっちゃうから出発しようか・・・
大将:そ・・・そうだね〜、じゃあ、そろそろおいとまを・・・
けして雲行きが怪しくなってきたから去るのではありません。
まる子&マコ家が家庭不和にならないように祈りながら、Pi-子実家へ向けて出発した。
最後のひとふんばり。
さすがにこの時間の渋滞もなく順調そのもの。
夕方の渋滞ストレスを晴らすようにアクセルを踏む。
やがて高速を降りて千葉県に入り、いよいよ今回の旅もクライマックス。
そして旅の最後に大将がつぶやいた・・・
大将:吉野家の牛丼 まだ並ぐらいなら食えるな・・・(食いたいな)
ちなみに彼は皆より積極的なペースで車内でお菓子を消化してくれた。
そして時刻は1:00・・・彼の胃袋と空腹中枢は休むことを知らない。
(ピッキー)
(お役立ちリンク) |
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