夜、21:30 東京駅。
Pi-子隊長:番号!
ピッキー:1!
ねじき:え?2?
Pi-子隊長:なんか今回は寂しいなぁ。
ピッキー:まぁ、だんだん増えますから。
ねじき:それより天気は大丈夫なのかね?天気予報じゃ台風でしょ。
Pi-子隊長:とりあえず直撃はしない予定だし。多少の雨は降るかもしれないけど。まぁ、大丈夫でしょう。
実は翌日の午後から台風の影響で雨と風…という情報はキャッチしていましたが…ま、いいや。
希望的観測でいこう。(ポジティブ思考?)
Pi-子隊長:それより、例のモノは用意したのか?
ねじき:合羽でしょ、バッチリ購入したよ。
ちらっと見せてもらったらチェック模様のオシャレ合羽。
最近、合羽も長靴(レインブーツ)もオシャレになってるからなぁ。
使わないに越したことはないが、備えあれば憂いなしってことで。
もっとも過去の経験からいって、チームアドベンチャーでは必要不可欠グッズとなっていますが。
Pi-子隊長:ま、とりあえず先発隊、これから「サンセット瀬戸」に乗り込むぞ!
全員:おー!!
Pi-子隊長:車内では車内販売を一切していないとのことだ。飲み物と軽食の準備はいいなー!
自販機はあるけれど、種類が極端に少ないのと、アルコール類の販売がないことは事前に情報収集済。
飲んべえさん要注意!
さっそく車内に乗り込み、予約していた「ノビノビ座席」へ。
ねじき:え?高級寝台車って聞いてたけど、こんなんなの?カーペットが敷いてあるだけじゃん。
Pi-子隊長:この列車で一番安い車両だって聞いてたからセレクトしたんだけど…ま、すべては値段と比例するってことだよね。
座って触ってみるけど、硬い床にカーペットが敷いてあって、薄い毛布が一枚おいてあるのみ…
眠れるかな?値段ケチらない方がよかったか?
ちょっとブルーになりかけながら、列車は出発。
しかも下段は景色もイマイチ。
ああ、すべてはお金次第なのね。
でも「ノビノビ座席」は列車指定席の扱いなので、寝台料金がかからずお得なのですよ。
通路 木目調のオシャレな内装 |
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| ノビノビ座席・・・硬そう |
横浜駅にてまる姐さんが乗り込んできた。
Pi-子隊長:姐さん、車内で飲食するものは買ってきた?
まる子:いや、特には…
アルコール類は一切販売していないのだ…禁断症状が出て暴れないといいのだが。
先発隊が全員揃ったところでミニサロンへ移動。
ミニサロンには窓の方を向いた簡易テーブルとイスがあるだけ。
となりにシャワー室(車掌さんからシャワーカードを\310で購入する)があるので、待合室のようになってたりもします。
定員8人とはちと狭い気もするけど、サンライズ瀬戸は個室が主流なので、それほどサロンを利用する人はいないのかも。
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サロン車両 | 外から見るとこんな感じ |
しばらくサロンで過ごしてからノビノビ座席へ戻る。
ノビノビ座席には仕切りもないので、眠っている人がいるところで話をするわけにもいかず、ほどなく就寝。
こんな硬いシートで眠れるんだろう・・・か・・・( ̄、 ̄@) zzzzzz
まる子:・・・遅れてるんですか?
車掌:はい、お急ぎなら新幹線に振り替えもできますがどちらまで行かれますか?
ピッキー:高松までなんですが。
車掌:あ〜、高松だとこれが一番早いですよ。
あんなに眠れないと思っていたのに、どうやらぐっすり寝ていたらしい。
まる姐さんとピッキーが車掌さんと話している声で目が覚めた。
どうやら列車は遅れているらしい。
Pi-子隊長:遅れてるの?
ピッキー:30分近く遅れてるんだって。
Pi-子隊長:ま、こればっかりはしょうがないね。
アナウンス:もうすぐ岡山駅に到着します。
ピッキー:む、岡山か…スタンバイをしなければ!
Pi-子隊長:え?まだ降りないよ。
ピッキー:いや、岡山駅で車両を高松方面と出雲方面に切り離す作業をするんだよ。写真撮らなきゃ!
そうなんです、サンライズ瀬戸・出雲は東京から岡山まで一緒なのですが、ここで別れる運命にあるのです。
瀬戸号は瀬戸大橋を渡って高松へ。
出雲号はそのまま山陽本線を倉敷方面に行き、伯備線で中国山地を越えて出雲へ。
鉄ちゃんじゃないから、別に車両の切り離しなんて興味ないんだけどね…。
とは思いつつ、ピッキーにつられて全員(ねじきもいつの間にか起きていた)車両の切り離しを見学&撮影。
私たち以外にも切り離しを見る人が大勢出てきており、皆カメラor携帯を構えていました。
撮鉄?野次馬?まぁ、そんな人たちが結構いるもんなんですね。(含む自分たち)
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やじうま見学&撮影 |
車両の切り離しを見学&撮影 | |
切り離しが終わるとすぐに出発になるので、近くの車両から飛び乗った。
通路を歩いているとほとんどの客室の扉が半開きになっていて中が見える状態。
まる子:列車が遅れて新幹線への振り替えもやってたから、急ぐ人は降りちゃったのかもね。
Pi-子隊長:そうかもね。
すでに空き部屋となったシングルをちょいと見学。
ベッドに触ってみるとフカフカで普通のホテルのベッドのようだ。
さすが高級寝台車!
ねじき:ノビノビ座席と寝台の差はいくらぐらいだったの?
Pi-子隊長:一番安いソロで5000円ぐらいかな。シングルだと確かプラス1000円だから6000円ぐらい。
ねじき:5000?6000円ならこっちで寝たかったね・・・
そんなこと言って、アンタどれだけ今回の旅の手配が大変だったことか・・・!?
でも、確かにこのフカフカベッドで寝てみたい。
今度高松アゲインか出雲に行くことがあったらリベンジしたいです。
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快適そうな寝台 |
ちょっと失礼して・・・ | |
ちなみにサンライズ瀬戸の個室の種類は、A寝台個室シングルデラックス、B寝台個室ソロ、シングル、シングルツイン、サンライズツインなどで構成されています。
部屋の中も通路もすべてインテリアも木目調で統一されていて、列車というよりもちょっとよさげなホテル風。
人気も理由も納得です。
(Pi-子)
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